かねてから企画のあった、ワム吉さんとのコラボレーション釣行。実際に会うのは昨年秋の第1回水郷

 オールスター釣行以来であるので、1年2ヶ月ぶりくらいとなる。 メンバーはワム吉さんとワム吉さん

 の中学の同級生であるT君。 そしてピンチーニョさん。 昨年の同日12月30日に、自分をのぞいた

 3人がコラボしてピンチーニョさんが47cmを叩き出したのは昨年末の衝撃として良く覚えている。

 そのコラボに自分が+で加わっただけ、みたいな形での釣行となった。 当初はこれにKINGさんや

 KOUさんも参加する予定であったが、それぞれ都合がつかなくなりこの4人だけが残る形となった。 




 ステージは冬の定番、「R」である。個人的には相性が良い。 実は先日、木更津の男が仕事中にここを

 訪れた。奥にある水門でなんとダウンショットで1本かけたそうだが、バラしてしまったというメールが

 きた。電話をすると泣きながら「ちきしょー、プレッシャーをかけるつもりがあああ」などのたまわって

 いたが、「そんなに簡単じゃないすよ」と言っておいた。だが、わずか30分程度の短時間でワンバイト

 に持ち込んでいるところはさすがだ。 なにしろ終日やって1本出るか出ないか?のギャンブルステージ。
 

 さて、前置きが長くなってしまったが、釣行ストーリーに入っていこう。

  


  年末の日曜日であり、相当な人出が予想されたが、予報では昼から雨。 ところが実際は早朝から雨は

 降っているコンディションであった。 そのためか、平日よりもちょっと多い、程度の人出であり、最大

 でも10名程度でおさまっていた。  6時15分くらいに到着すると、薄暗い中、ピンチーニョさんが

 準備をしているところに合流。ほどなくしてワム吉さんもT君号に乗ってやってきた。  土手を降りて 

 早々にシャッドの釣りを開始。 今日はほとんどシャッドしかやらないつもりだ。 ロッドはエアリアル

 ハイパフォーマンスの初期のブラックモデル。リールはイグニス2004でラインは5ポンドをセレクト。

 ここはデカいのが釣れるのと、デカい鯉のスレが良く発生するので、万全を期して5ポンドを使うことに

 している。シャッドはビーフリーズ65SPロングビルのウグイカラー。ローライトなのでフラッシング

 が強めなカラーを選んだ。 気温は早朝でも7℃くらいはあっただろうか? 最高で13~4℃に上がる

 予報だったので、霧雨状態であったがむしろあたたかく感じられた。ピンチーニョさんに水温をはかって

 もらうと、なんと13.2℃。 さすがは「R」・・・ リザーバーとは次元の違う水温である。



  
  さて、自分以外の3人は車を止めた下あたりであまり動かずにシャッドをやっていた。しかしここでの

 モーニングチャンスをGETするにはどんどん動いてランガンしないとダメだ。 バスが回ってくるのを

 待つのではなく、こちらからバスが居るところにどんどん動いていって、食い気のあるバスを探しながら

 巻いていかなくてはならないのだ。 一人、上流方面へと進みながらガンガンビーフリーズを撃っていく。

 少し先のKOUさんが得意な崩れ護岸のあたりで2名のアングラーがいたため、その手前までチェックを

 していく。自分のここでの攻め方は、基本岸と並行に投げて並行に巻く。 対岸撃ちをしてもよいのだが

 根がかったらOUTだからだ。 対岸撃ちをする時は、あまり潜らないソウルシャッドやビーフリーズの

 ノーマルビルを使う。 



  フルキャストすると、先に居るアングラーのキャスト範囲にさしかかるかどうか?といった微妙な距離

 まで近づいてきた時だ。たまたま根がかりが多いゾーンということが分かっていたので、ボトムにタッチ

 したら止めて、ロッドを少したてて浮かせ気味にしてまたスローに巻く、ということを繰り返していた時
 

 だ。中層を泳ぐビーフリーズを急に何者かがひったくった!! 





  食った!! 




  これはしっかり食っているバイトだと速攻で分かり、落ち着いてドラグ調整をする。 手前に杭がある

 ため、その外側だけでやりとりをしなくてはならない。 杭に巻かれるとアウトだからだ。 浮いてきた

 ところを一気にネットですくう!




  よっしゃ!! キャッチ!! みんながいるところまで歩いて戻っていく。


















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  43cm、1100g!! キタでしょ、コレ!!  超うれしいシャッドでの40UP! 今年の

 12月では初の40UPである!!  それにしても本当にこの「R」とは相性がいい!ここでデコは

 1~2回くらいしか経験が無いくらいだ。 この魚でワム吉さん、T君、ピンチーニョさんに火がつく。

 そして、デコ回避とともに、2012年の第70戦の大台をマークしたことが確定した。坊主は17回

 なので、総釣行回数87回。うちゲーム成立70回。 これは当然過去の自己最高記録を更新である。




  
  そして1時間もしないうちに次なるドラマが起きた。 






  釣ったビーフリーズを温存するためノーマルビルのビーフリーズ65SPに変更。カラーはワカサギ。

 ちなみにこれは以前高滝で枝に引っかかっていたものを回収し、フックを大きめのタイプにチェンジし

 ややスローシンキング気味にチューンしてあるタイプである。 良くショートバイト対策で細軸フック

 に変える人がいるが、それとまったく逆行したチューンである。ガップリ食ってくれていれば細軸とか

 にする必要は無いのだ。 





  ゴンッ 














  沖へと走りながらドラグを出すソイツ・・・  寄せてネットIN!












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  キタぜ、2本目! 絶好調!! 


  41cmの1050gであった。「R」最高!! 今年の真冬もここは楽しめそうだ。さらに気象条件が

 厳しくて人がほとんどいないような日にまた来てみることとしよう。雪はヤバいが雨ならへっちゃらである。





  その後はソウルシャッドで釣ってみたかったので手持ちのソウルを3種類くらいローテーションして使う。

 対岸に渡って攻めていたT君がなんとデカい亀を釣った。 しかも口にシャッドをくわえていたのだ。ある

 意味でこれは凄かった。 その後、奥の水門へと行き、スモラバやダウンショットで腕休めをする。しかし

 ここではピンチーニョさんがボラをスレで釣ったのみであった。 とりあえず、ここまで3人は何かしらの

 生命体とファイトをしている。あとはワム吉さんだ。 




  昼頃になり、ようやくワム吉さんの真骨頂が発揮された。  自分は離れていたときに、スレがかりだが

 なんとバスの39cmをキャッチしたようだ。このステージだけはスレはアリだ。スレでもいいから釣れる
 

 ものなら釣ってみろ!と言われても、そう簡単に釣れる訳ではないからだ。 合流して4人で一緒にやって

 いると、またしてもワム吉さんが川の中央で何かを掛ける!






  「これはバスです!」 と隣のピンチーニョさんに自信を持って言い、「えのちん、タモいい?」と言い

 ながら、バスとやりとりをする。 ここで伝説の逆回転ファイトを見せてもらったが、自分には絶対に真似

 のできない技であった(笑)  水面に浮いてきたのを見ると、またしてもスレ!! 下腹がかりであった

 が、それにしてもデカい!! 自分がネットですくったが、超重たいぞ!? 














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  ワム吉さん、なんと48cmの1530gをGETTTTT!! スレだけど。 



  それにしても凄い。遠い県からわざわざ来た甲斐があったというものだろう。 自分とピンチーニョさん

 のここでのレコードは47cm。 KOUさんとDATENSHI師匠のここでのレコードは確か48cm。

 自分とピンチーニョさんの記録はあっさりと抜かされた。スレだけど。そしてKOUさんとDATENSHI
 

 さんの記録にも並んだ。スレだけど。 ワム吉さんという男、実は中学生の頃からひっかけハンターで有名。
 

 トレブルフックならぬギャング針である!  自分もここでバスをスレで釣ったことは2回くらいあるが、

 いずれも42~3であった。あと確実に55cmくらいある超巨大バスを尾っぽがかりのスレでかけたこと

 はあったが、さすがにそれはバラした。本当にバレてくれて良かった、と今でも心底思っているくらいだ。

 自己最高記録がスレ、というのだけは避けたい(笑) それにしても1520gは驚きだ。 スレだけど。 




  そんなこんなでタイムリミットを大幅に過ぎて、14時に終了。 自分とピンチーニョさんは来年の野望

 について少々談義して、14時30分に現場を出た。T君とピンチーニョさんは残念ながらバスをキャッチ

 には至らなかったが、4人でワイワイにぎやかに楽しめたのが何よりも良かったと言える。 最後に最高の 

 ドラマ魚をワム吉さんが叩き出してくれたので非常に盛り上がった。スレだけど(笑)! 




  さて、明日は職場で年を越すことが確定である。 次回釣行は順調に行けば1月7日。 今年のデータ

 総括は、気が向いたら明日の昼にでもUPする予定だ。今年一年、本当に皆様にはお世話になり感謝である。

 皆様のおかげで、スモールの50UP3本、ラージの50UP1本、そしてマイボート購入、年間釣行回数

 最多記録更新、等、多くの進歩と成長を実感した年となった。なによりも忘れてはいけないのはTKK大会

 で2位をマークしたこと。今でもアレは運がほとんどを占めていたとは思うが、長年やってきたことの一つ

 の結果が出た、ということには間違いないであろう。 釣行記としては、これが今年で最後である。



  皆様、良いお年を!!