トムちゃんとの房総ダム釣行から一夜明け、翌29日木曜。 肉体疲労の回復に務めるため8時まで寝て
起きてから出発。 向かうは晩秋の聖地である。 色々寄り道をして10時30分に聖地へと到着。いつも
のエアリアルハイパフォーマンス1本のみ車に積み込み、狙うは晩秋のビッグスモールだ。 ハンターこと
ピンチーニョ氏が、先週自分の行った翌日、23日祝日に出撃して撃沈、その後25日にリベンジを果たす
というストーリーは記憶に新しい。 しかし、あのピンチーニョ氏が23日にデコってしまうほど難易度は
高いステージなのだ。
今日の水温は11℃。先週より一気に3℃落ちた。 昨日の房総ダムが13℃だったのに対しても低い。
これが流れのある河川のネックとなる部分でもある。 だが、この聖地のスモールは水温9℃くらいまで
ならば活発にルアーを追うというデータが揃っている。しばらくは10~11℃で安定するものと思われ
12月一杯ならば、行きさえすればワンチャンスはあるだろう。 それをモノに出来るか否か?がネック
となってくる。 水位は前週よりも3cm程度減水し、長靴でのエントリーは先週よりは容易になった。
いつものピンスポットからスタート。 ルアーはENO’Sスモラバ+ファットシャッドのグリパン。
数投ミスキャストはあったが、5投目くらいだろうか? 最高のアプローチで最高のラインをトレース。
カンッッッ!!
竿先に明確に出るバイト!!
瞬時に思いっきりフッキング!!
そこから強烈なファイトが始まる!!
ここではドラグをガンガン出されるとラインを擦り切られるので、やや固めに締め込んでおいた。
が、それは正解であった。 ほんのちょっとジリジリと出る程度に調整してあったが、あとはロッド
ワークで主導権を握りながらやりとりをする。 水面に浮かせて口を3秒くらい水面上に上げておく
と一気に大人しくなるのがスモールの特性。 ところが、再び口を水につけた瞬間、強烈なパワーを
取り戻して暴れまくるのも特徴だ。 今回も結構デカいぞ!? 腕を上げてロッドを高くあげた状態
で左手でネットを差し出すが、届かない! もう少しラインを巻き取らないとネットが届かないのだ。
一度ネットを置き、左手も高くあげてリーリングし、出ているラインを短くしてから再びネットで
キャッチ!! よっしゃ、獲った!!

コイツも40UP! 40.5cm、950gのナイススモールであった!! 先週のヤツほど体高は
無いが、それでもゴッツイ聖地スモール! 春先はデブなメスが釣れるが、こういった体高のスモールは
どちらかというと秋に多い傾向だ。
ここでもう2投くらいして、アタリがなくなり砂利浜へ。 30分程攻めるもニゴイのバイトすらない。
冒頭にも書いたが、3cmくらい減水していたので、幅広く攻めやすい感じになっていた。あと2~3cm
落ちてくれるとかなりやりやすくはなるだろう。 とはいえ魚の着く位置も変化してしまうので微妙だが。
再びピンスポット。 するとまた数投目でバイト!! 沖へ走るスモール!! 35くらいか!?
ジャンプ1発!
…でバレてしまった…orz。
またまたバイトがなくなり、砂利浜で時間を潰す。 でもってピンスポットへ…。 の繰り返し。だが
2バイト目以降、明確な生命反応は得られないまま、ただ時間だけが過ぎていった。 13時、最後にJ
へ行ってダメなら帰ろう。 1本獲ったので、ある意味で目的は達成されているのだ。 この聖地、終日
やったからといって、10バイトくらい得られる訳ではない。 終日やっても3~5バイト、その中で
何本キャッチできるのか?という勝負である。 ここ数年のデータだが、聖地で単日で4本以上キャッチ
した、というデータはほとんどないのだ。 自分などは今年、ほとんどが1本のみの釣果。 たまに2本
とか3本とかが混ざる、という程度だ。 もちろん、4本以上のキャッチを目指して頑張ってはいるが…。
結局Jでもその後のアタリは得られなかった。 ここもタイミングさえよければいいサイズが出るが、
今日もタイミングを合わせることはできなかった。 13時30分、撤収を開始する。 昨日の疲れや
明日からの仕事を考慮すると、3時間のショートゲームで充分である。 さて、11月の釣行はすべて
終了した。 次は12月。 さらに難しくなっていくと思うが、一回一回のゲームを楽しんでいきたい。