あの男がPGSでゴンザを捕獲したのは、前回自分がチビ10本に終わった日の翌日であった。
急激に気温が下がり冷たい雨になったあの日…。 絶対にデカいのが出るだろうと思っていたが
案の定モンスタースモールが出てしまった。 もっともPGSのスーパーガイドとあの男の技術
がミックスされれば、あの釣果が実現されてしまうことは、想定の範囲ではあったが…。
悔しいので、今日はおのずとホーム河川、入間&荒川。 もちろん、荒川中心にツアーする予定
である。 狙いはビッグスモールのみ。 スモール狙いオンリーにシフトしたゲームメイクで一日
回ってみるつもりで出撃した。 出船したのは6時45分頃。 荒川・入間合流点を軽くチェック
するが反応なく、荒川へと入る。今日は入間の水温も朝は24℃くらいであった。 荒川も23℃
であり、前週よりも5℃前後下がっている。 まあこの水温は5~6月にいい結果が出ている時の
水温であり、悪くはない。
まずは荒川の鉄板スポットでスモラバを投げる。 ロッドは今日はフィランギ+6ポンドである。

とりあえず1本。 その後、フラットエリアへと入って行く。 ここもスモラバの相性がいい
ストレッチが続くので投げてみると

27cmをキャッチ。
しかし狙いはコレではない。 この釣り方は釣れるが、いいとこ35cmクラスまでしか釣れない。
例のドラマフィッシュが出たエリアへと入る。 ここでは伝説の紫を投入。
おそらくこの辺だよなー・・・
コンッ
食った! 乗っかった瞬間、それなりのサイズだということが分かる! いいサイズだ!
ドラグガン出しのいいファイト!!
ネットIN!!

42cmのキロフィッシュ!! こいつはいいファイトだった!!
その後、マイフロートでは初めて入って行くセクションへと進む。 単独釣行ではここまでしか
来たことがなかったが、今日は荒川をやりつくす予定である。 PGSでは素通りであったエリア
でスモラバを投げると食った。

4本目。
その後、このストレッチでスモラバにガンガンバイトがあるのになかなか乗らなかった。うーん
小さいのだろうか。 と、その時、下流側からエンジンの音が聞こえた。 なんと3艇のアルミが
上ってきている。 荒川入間ではすでにおなじみ、H川さんのクイントレックスである! そして
H川さんの仲間のSGさん&HZさんが3艇で出撃されていたのだ。 あれ、そういえばピーさん
が、「H川さん達は今週はまた小貝川に行くみたい」って言ってたなあ(笑) と聞いてみると
「荒川が釣れはじめてるみたいなんでやめました~」とのこと。今日はさらに上流を攻めるらしい。
3艇が上がっていった後、その先のテトラ帯で定番の白のヘビーダウンショットでチビ2本。
その先にあるPGS実績ポイントへと入るが、まるで気配がない。 ここはスーパー根がかり
スポット。 ただそれだけにスモールの着きがいい構造となっている。 しかし今日はアタリすら
ない。 自分の船のスペックではここまでで限界。 その先の橋を超えたらもう進めないのだ。
あきらめて下り始めながら釣りをする。 ふと伝説の紫のジグヘッドを放ってみる。
ゴンッ
出た! デカい! これまたドラグガン出しのナイスファイト!!

よっしゃ! 40cm!! これもブリブリに太っていて、40ジャストながらキロあった!!
ヘビーダウンショットでチビを1本釣って8本とした後、伝説の紫で追加。

24cmくらいだがいいファイトであった。
その後、実績各エリアは沈黙となる。 荒川ではもはやここまでか?
一気に下り、今度は入間川を上ってみる事にした。 するとなんと雨が降り始める。 やばい、
今日はレイン積んでないぞ? といってもすぐ近くに晴れ間も見えるし、雲も薄いのですぐに
止むだろう。 そのまま入間を上ってみることにした。 ゴンザレスストレッチではバイトがある
ものの乗らないところを見るとおそらくチビのバイトだろう。
入間水門前まで上がってきて、超シャローエリアでスピナベを巻くが食ってくる気配はない。
試しにドシャローにスモラバを投げてみると、着水直後からラインが一気に沖に走るアタリ!!
これは・・・

ラージだ!! ラージの37cm!! 最近試している荒川入間でのスモラバパターンはラージ
も釣れるパターンである。 ジグヘッドやダウンショットではめったに釣れることがないが、この
スモラバパターンのみスモール、ラージ共通して狙える釣り方である。 だが、スモールはほぼ
99%35cm以下しか釣れないパターンだと言ってもいい。 デカいスモールはスモラバで撃つ
パターンのゾーンにはほとんどいないからだ。
その後、ヘビーダウンショットで1本追加して計10本。 スモラバで29cmと20cmを
追加して計12本。 ここで10本杉エリアに到着。 スモラバストレッチやラインブレイク岬
をチェックし、いつものようにディープホールで引き返す。 これ以上進んでも良かったが戻り
ながら釣りをするとちょうどいい時間にスロープにつきそうなので戻ることにした。 テンさん
も入間に出ていると言っていたが、残念お会いできず。 というのも13時には上がったそう。
自分がこのエリアに入ってきたのは14時過ぎだった。テンさんはラージ炸裂の釣果だったようだ。
いずれ、水面上でお会いすることになるだろう。
スロープ方面へ戻りながらヘビーダウンショットやスモラバでポツポツと数を伸ばしていく。



細かく書くレベルではないのでダイジェストだが、20~28cmクラスを追加し、合計17本
としたところでスロープ前に到着した。 ちょうど、H川さんチームが入間を上がるか、それとも
撤収するか考える感じでスロープ周辺に戻ってきていたところであった。 H川さんは荒川超上流
エリアでしっかりと40UPをキャッチされたそう。 結局H川さんとSGさんは上がることに。
HZさんは秋ヶ瀬から出しているようなので、もうちょっとやってから下るという。HZさんの船
もめっちゃかっこいい。 というかH川さん&SGさんの船もカッコいいし、見るからに快適そう。
いずれ自分もアルミを所有したい。ひとまずはカートップにスペックアップだろうか。 とはいえ
今年ワンシーズンはこのフロートえのちん号で通してみようと思っているので、ゆっくり考えて
いきたい。 フロートはフロートで色んなところでゲリラ出撃できるメリットもある。
H川さんとSGさんが船を引き揚げるのを待ちながら、HZさんと話しながら釣りをしていると
スモラバでバイト! 最後に30cmくらいのを追加して終了となった。 その後、H川さんSG
さんが片付けを手伝って下さり(ありがとうございました!)17時に撤収となった。
数だけは釣った。 合計18本。 40UPは2本のみで最大42cm。 うーん、これでは
復讐とは言えない…。 明後日もやるべきかどうするか…。 いまのところは出撃は考えていない
が、明日の夜に決めようと思っている。 これだけ数釣っていてもまだ満たされない何かがある。
それはなんなのだろうか。 答えはフィールドにしかない。 ではまた。