
今日のステージはデススターである。
そう、春先にアラバマの暗黒面に堕ちた男…。 ジャギ、ベイダー等の異名も持つ木更津のあの男
がホームとしているリザーバーへと出撃することになったのである。 そもそも、4本で6kg超え
だのなんだのと言っているので、「それはおかしい!実際に測りにいってやる!」というのが事の
発端であった。 2kg計と3kg計があるので2kg計を貸そうとしたら、なんと昨日3kg計を
購入して準備してきたようだ。
3時に自宅を出たが、思ったよりも混んでいて15分遅刻してKINGさんと合流。セッティング
を済ませ、5:15に出撃することになった。 フロートでの初アウェー戦である。 今日の4本は
スモラバ用にソリッドエアリアル、ダウンショット用にエアリアルハイパフォーマンス旧モデル、
テキサス用にアマゾンフリップ、巻物用にコブラ、でスタンバイさせた。

さて、このホームダム。 かねてから木更津の男の釣りまくりっぷりから、自分は管釣りなどと
呼んできた。 ここをホームとするアングラーの皆様には失礼極まりないが、そのくらい釣れる
ポテンシャルの高さがあるダムであることは間違いない。 ただ、管釣り呼ばわりしてきただけに
自分自身もそれなりに結果を残さなくてはならない。そのプレッシャーはあるゲームとなるのだ。
スロープ近くのKINGさんおススメポイント。 わずか数投でENO’Sスモラバにバイト!
おっとっと、結構引くじゃん!? いきなりいいサイズが食ってしまった。

ゲストが釣れるまでロッドを握るのを止めた、というキング氏。 大丈夫、自分の時はその心配
は無用である。 黙ってても勝手に釣るから(笑) そんなわけでそのポイントで20cmくらい
のチビを2本と30cmくらいのレギュラーをキャッチしていきなり4本とする。 スモラバの
トレーラーはシュリンプ2インチを使っていたが、ディトレーターに変える。
少し進んだ先に気になる場所が出てきた。

写真のチビをキャッチした後、そこそこいいサイズも食った。

これは37cmであった。 このポイントが後にドラマを呼ぶとはこの時、思いもよらなかった。
その後、KING氏が45クラスをかけるもラインブレイク…。 これはもったいなかった。
そうこうしているうちに、船は爆釣岬まで来た。 確かに凄いボイルである。 そこらかしこで
バスがボコボコやっているのである。 フローターの先行者が3名いたが、ボイルに翻弄されながら
一生懸命釣りをしていた。 もちろん表層のボイルは無視してディープのレンジを探していく。
ベイトが写っているのは6mレンジ。 これは深すぎるな…。 スモラバではなくジグヘッドで
探って行ったほうが良いのだろうか。 1時間くらいやるがまったくアタリすらないため、旅館に
向かう。 旅館は昨年秋に初めて訪れた時にファーストフィッシュをキャッチした場所である。
しかしそこは釣れず、少し先の場所で34cmを追加。 7本目とする。 その先の川筋を少し
上がって行くが、水が悪くなってきたため引き返す。 再び爆釣岬で粘るもノーバイト。この場所
に絶対の自信を持っているベイダー卿ですら沈黙である。

うーむ、釣れん・・・!!
確かに今日は難しいのかもしれない。 昨日、しんさんが出た時は爆風だったという。 今日は
完全に無風状態なのである。 むしろやや風があってもいいのではないか? というくらいのベタ
ナギである。 見えているバスはほとんど口を使う事はないからだ。 また、このダムの印象だが
そこらかしこでどこでも釣れる、というイメージに近かった。 ところが今日一日じっくりと攻め
てみて感じたのは、バスがいるところとそうでないところが意外とハッキリと分れていることに
気がついたのだ。 超おいしそうなポイントでもギルしかいなかったりするのである。
昼頃、上流を目指すことになった。 途中、しんさんが得意とするポイントがあるというので
寄ってみると、KING氏にバイト!! しかもデカそうだ。

42cmの950g!! そう、意外とキロありそうでも足りないもんなんですよ。 手持ちの
見当ではやはり最初の頃はKING氏の見立ては200gくらいギャップがあった。 バスの重さ
って意外と思ってるほどには無いものなのだ。 後半は誤差がかなり縮小されてきたようだが。
ゴンッ
しんさん岬でひったくるようなバイト!! ENO’Sスモラバのトレーラーはパワーホッグ2”
おや? ドラグ出しまくりで上がってこないな… デカいか? 今日一番のファイトかもしれない。

4ポンドでひやひやするファイトであったが、44cm1100gをキャッチ!! これは続く
か?と思いきや、KINGさんとの2発で終わってしまう。
上流へと向かいながら、岸際はスピナーベイトでチェックする。 小さいのが追っては来るが
なかなかバイトしない。 リーズカバーではテキサスを手前や中程に撃ち込み中層シェイク!
ところがこのパターンでもギルにつつかれて終り…。 かなりデカいクローワームを使ってはいる
のだが…。 手だけもがれたりでなかなかうまくいかない。
KING氏の折り返し地点であるポイントの手前で、いきなりKING氏がファイトし始める。
かなり大きいのだろうか? 時間がかかっているようだ。 エレキ全開で近寄ってみると・・・

KING氏渾身の45cm! これはさすがに太っていて1250gあった。 だが、45でも
やはり1200程度なのだ。 1500以上というのは今の時期、なかなか出るものではないのだ。
それでもいい魚。
折り返し地点で折り返し、再び本湖を目指して下って行く。

途中、42cm850gを追加。
その後、ふたたびしんさんポイント、爆釣岬と回って行くが、まったく何も起こらずに夕方。
スロープ方面へ戻る途中、朝に2本釣ったプチ岬に立ち寄った。 KING氏命名、えのちん岬。
この小規模なポイントで、激しい攻防戦が繰り広げられたのである!!

自分が着いて1投でHIT!! スモラバ+パワーホッグ2”!

41cmのナイスサイズ!! するとこのエリア、魚探にバスらしきものがたくさん写るので
試しにダウンショットを入れてみた。 するとここでプチラッシュに突入!! KINGさんも
連チャンで釣っている!! 時刻は16時30分頃であった。 やはり夕マズ目効果だろうか。



40cm(800g)、40cm(850g)、42cm(950g)と40UP連発!!
ワームはファットシャッドで1本、サタンテールワームで2本、いずれもグリーンパンプキンだ。
自分とKINGさんでこの場所で4本づつ、計8本を釣りあげる。 ぴたりと止まったため次の
場所へ。 最後に朝一番で4本釣ったあの岬へと入る。
場所へ。 最後に朝一番で4本釣ったあの岬へと入る。
するとここではダウンショットでチビが大ラッシュに入る。 あっという間に8本連続でチビ
をキャッチし、合計で21本とした。 最後にスロープ付近の沈み階段をセンコー2インチのダウン
ショットで撃っていたら同じくチビが釣れて、合計で22本。 時刻は18時になり、終了とした。
KING氏はたしか8本くらい。 2回目にしてチビ多く含むが22本、40UP7本ならばまず
まずの出来ではないだろうか。 本命場所も不発の中、手広く釣り集めたといった内容にはなるが。
欲を言えばスピナーベイトやカバー撃ちでも釣りたかった。 全体の中でも2時間くらいはスピナベ
とテキサスを使っていたが、ガツンと食ってくれるヤツがいなかった。 一日を通してはオープンな
エリアでのフォールやミドスト、ブレイク撃ちがメインパターンとなった。
おそらく年内にもう1回来るか来ないかになりそうではあるが、このダムもかなり面白いステージ。
まだまだデススター中心部から破壊した、というレベルには至っていないため、いずれ完全爆破する
ために、またここを訪れようと思う。 KINGさん、今日は一日ありがとうございました!!
ために、またここを訪れようと思う。 KINGさん、今日は一日ありがとうございました!!
ではまた!!