天国から地獄・・・
まさにそんな感じの内容であった。 AM5時に現地へ着くと、残念なお知らせが入る。前回覇者の
Iさんが来れない、という情報がOMT氏経由で入ってきた。 N氏はすでにセッティングが終盤に
差しかかっている。 近くでセッティングしているとOMT氏がやってきた。 今回は高滝超ロコの
H氏と、H氏の仲間のHT氏も参戦するという。 HT氏とは初対面だが、すぐに打ち解けることが
H氏と、H氏の仲間のHT氏も参戦するという。 HT氏とは初対面だが、すぐに打ち解けることが
できた。ちなみにH氏はおそらくこの知り合いメンバーの中でももっとも高滝の経験は豊富であり、
上手い。 聞くところによるとどうやら亀山でも大きい大会があるようで、アルミの強豪メンバーも
いつもの半分といったところ。 それでも参加者は100人を超える大会で、雑誌の取材で下野正希
氏も参戦していた。
フライトは一番で6:45出船。 本湖下流側へ船を進める。 OMT氏と同じポイントへと入る。
すると開始早々、20cmちょいのチビが釣れてしまった。 いつものスモラバ+シュリンプである。
しかしその後が続かない。N氏も反対側の岸を攻めているが、昨日の練習のようには釣れないと言う。
その先の展開は、プラで得ていた感触から考え得る、ほぼ最悪の展開となってしまった。 自分が
イメージしていた場所、レンジでレギュラーサイズが食わなかったのである。
実は木曜の練習の時に、すでにその変化には気がつき始めていた。 木曜のメインの釣り方は縦の
ストラクチャーのフォーリング。 すなわち橋脚フォーリンラブが久しぶりにハマったのであったが
食ったレンジはだいぶ深かった。 水深3~4mくらいまで沈めてようやくバイトがある感じだった。
ただ、自分がメインとしていたレンジは水深0~1m以内。GW直後の練習ではそのレンジがメイン。
木曜も縦ストでは深かったとはいえ、それでも0~1mゾーンで食ってくる800g前後は居た。
昨日のN氏の前日プラでも0~1mレンジで食ってくるバスはいたので、そのレンジを中心にランガン
して魚を集める方法をメインパターンに組んだのであった。 ところがそのレンジで釣れるのはチビ
ばかりであった。 デカトンボで25cmくらいのをキャッチ、再び下流の護岸で20cmくらいの
をキャッチ。 リミットメイクはしているが、おそらく500gも無いだろう。
OMT氏はレンジが深いことに気がつき、ポツリポツリとだが、700g~800gクラスを拾って
いるという。10時過ぎくらいにN氏と某ポイントで合流。 ちょうどN氏が600gくらいのを釣り
そのままリリース!? していた!! 自分と目が合うと開口一番、「今3kgくらいあるよ!」
マジ!? パターンを聞くとやはりレンジは3~4mレンジだという。 深い…。 やり方を聞いて
早速同じようにやるが、すでに魚達が抜けた後だったのかまったく食わない。 結局浅い位置でチビを
釣るのみとなってしまった。 N氏はすでにこのエリアだけで二桁釣っているという。 このウエイト
は前週チャプターであればお立ち台である。 800~900クラスを連発するというストロングな
パターンを掴んでいた。 さすがはN氏。 自分にはたくさん師匠がいるが、その中でももっとも身近
でありそして最強の師匠だ。 今日は彼がパターンにハメた時の凄さを改めて思い知る結果となった。
しかしその方法は「こうすれば釣れるよ」と聞いて、「はいそうですか」といってマネしてもすぐに
釣れる、という釣りではない。 彼自身もたまたまその方法で食ったからコンフィデンスをもって
続けることができた方法であり、通常であればそんなやり方では粘らない方法であろう。
このまま500g程度でのウエイインはなんとしても避けなくてはならない。 年間成績を考えると
最低でも2kgは釣っておきたかったが、それは今からの晩回は難しいだろう。 時刻は12時近く。
あと1時間しかない。 自分のレンジを攻めていたらようやくバイト! 900gくらいだ! これは
慎重に・・・ と思った瞬間、ジャンプ一発でフックオフ・・・。 これにはさすがに心が折れそうに
なった。しかし、最後まであきらめない。 12時45分を回り、どんどん船が帰着していく。
大会帰着5分前にバイト!! 水深50cmもないゾーンだ!! 船が減ってプレッシャーが
少なくなったのか、シャローレンジにバスが差してきたようだ!! 時すでに遅しだが…。
ジャンプされたがなんとかネットIN!! やっとこさまともな700gくらいのを入れることが
でき、本当に最低最悪の事態は回避することができた。7バイト6フィッシュ。 帰着して検量…。


これはN氏の3本。 ちなみにN氏とOMT氏と検量に並んでいた際、前に並んでいた方は2位の
方だった。ブリブリのいいバスをきっちり3本揃えていた。 凄い…。 N氏のウエイトは事前の
方だった。ブリブリのいいバスをきっちり3本揃えていた。 凄い…。 N氏のウエイトは事前の
検量通りであった。 およそ3kg弱。 しかし、これでも残念ながらお立ち台には届かずだった。
とはいえ、シングルである。 おそらく彼のTKK最高ウエイト、最高順位更新であった。

次にOMT氏の魚。 2kg強。 だいたいプラで見えていた感じの展開だとこのくらいになる
だろう、という想定通りのウエイトを持ってきた。 さすがはOMT氏。 そして順位もおおよそ
想定の範囲で30位以内には入った。

最後に自分の3本。 3本で1kgに届かないという悲しいウエイト…。 完全に見失って迷走
した結果がこれである。 当日にレンジをアジャストしきれなかった。 まだまだ課題が残る結果 となってしまったのである。 順位はこまかく聞いていないが、おそらく70位前後。 まあその
レベルだと惨敗である。 自分の中ではOMT氏くらいまで持ってれば、今回は合格という内容の
つもりだったが、その半分もいかなかった。 まさしく、天国から地獄に堕ちたのだ。
なお、H氏とHT氏は2本づつ持ちこんでいた。 HT氏はじゃんけん大会で参加費の元を
しっかりと回収していた。 これは凄かった。 H氏は目の前でいいやつをバラしていたのが
もったいなかった。 あれが入っていればかなり良かったはずである。
上位のパターンは1位・4位・5位が浮き漁礁。 このパターンは今の時期にハマることがある
のは知っていたが、完全に我々5人とも最初っから切り離していたパターンであった。来年はこれ
も練習しておかないといけないのかな? と思ってしまう釣りであった。 しかしかなりリスクも
伴うパターンであり、空振りに終わっていた人も多かった模様だ。 いずれにせよ、今の自分達の
魚ではないことは間違いなかった。
ざっくりの年間成績では、自分とN氏は上位10位以内には入っている感じであった。 これは
次の秋の最終戦は集中して臨まなくてはならない。 そして、もっとも苦手とする9月の高滝…。
逆にI氏やH氏、OMT氏は非常に特異とするシーズンでもある。 今のところ8月後半から9月
の大会まではひたすら高滝をやりこもうと思っている。ディープの釣りがメインになるがとにかく
苦手だからだ。 誰でも釣れる道路跡はまずもって入れないが、道路跡はいつもお立ち台には絡ん
でこない傾向が強い。 UFOワンドか本湖、古敷谷の沈みモノや地形を狙う釣りとなるだろう。
さて、ここから7月末までは、入間川や水郷、そして野尻湖等、色々好きなように回ってみよう
と考えている。 8月は上旬に休暇をとり、嫁と海外へ行く予定であり、戻るとすぐ盆の繁忙期と
なるため、下旬しか釣りに行けない。 8月はおそらく2~3回程度の釣行となるが、このあたり
からは全て高滝に費やす予定である。 7月末までの間にも高滝には行くとは思うが、しばらくは
違う釣りもやりたいところだ。 次回釣行予定はいまのところ25日金曜日。 ではまた!