日曜に記事を書いていた頃にはすでに異変は感じていた。 そう、風邪である。 毎年なぜか理由

 は分からないが、ゴールデンウィーク明けに風邪をひくのである。 誰もひかない時期だというのに。

 そんなわけで、どうしようか直前まで悩んでいたが、前回の釣行から11日間空いているのでやはり
 
 我慢ならない。 熱等もなく、鼻も咽も市販薬で症状を押えこめるレベル。 こりゃいくしかない。

 4時に起床し、高滝へと向かった。今日の目的は大会プリプラクティスである。 そのプラの中でも

 今日はメインパターン、すなわちリミットメイクにもっとも近い方法を徹底的にチェックしてみる事

 にした。 そんなわけで先に断っておくと、釣りとしては物凄くツマらない展開である(笑)


  
  なお、今日釣ったルアーは全て同じ、全て同じタックルである。 ロッドはソリッドエアリアル、

 リールはイグニス2004の新型。 ルアーはENO’Sスモラバ+ゲーリーシュリンプ2インチ

 のグリーンパンプキン。 他にもシャッド・スピナベ・テキサス・ダウンショット等のタックルを

 持ちこんだが、結局釣ったのは最初っから最後までスモラバであった。 セッティングを終え6時

 に出船。 水温は19℃。 やはり5月3日の大雨の影響の濁りがまだ抜け切れていないようだ。

 本湖は微妙にコーヒー牛乳色である。 カフェラテではないだけマシだが…。 釣れるのだろうか。

 さて、メインパターンとしては主にポスト~アフター狙いの釣り。ベストはウエイトの乗っている

 ポストが釣れてくれるのが助かるが、今日のパターンはアフターも普通に釣れてしまう釣り方だ。




 ところで、ポストスポーンという定義付けとしては自分の中では次のように定義付けている。まず

 シャロー付近の中層でサスペンドしスポーニング直前の状態。または、メスのバスは数度に分けて

 産卵する個体があるというが、その1度目の産卵と2度目の産卵の間の状態で、シャローエリアで

 待機(主にサスペンド)している個体の事をポストスポーンという。 もちろんまだ完全にネスト

 に入っていない個体はプリという位置付けであるが、この境目は難しい。自分的にはスポーニング

 エリアではない場所に居るメスをプリと考えている。アフターは当然、完全に産卵を終えた個体だ。 







  定番の場所でスモラバにバイト!!









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 のっけっから40UP! 41cmの900gである。 お腹の状態からしてポストスポーンぽい。

 プリなら1kgになるが、一度ハタいているだろう。 完全アフターならこのサイズでも800gだ。

 その後下流の護岸を一周するが、ノーバイト。 1本目を釣ったエリアへ戻ってくると、また同じ

 場所でバイト!!











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 こいつも41cm、ポストっぽいが、850gしかない。 その後、本湖の縦ストを撃っていくが、
 
 沖に出ると濁りがひどく、あまり縦ストにバスは着いていないように感じられた。 ここで上流の

 様子を見に行ってみることにした。 上流ではサイトとブラインドの釣り、両方でアフターが狙え

 るが、とりあえず現在の状態をチェックするためだ。 サイトは苦手であるため、個人的にはブラ

 インドで釣れるパターンがハマってくれると助かる。 


  上流へ行く途中、コバスの群れを発見したので、試しにスモラバを投げると20cmくらいのが

 釣れた。スロープを過ぎて上流エリアへ入ると突然水がきれいになった。 ところが水温は3℃程

 低下し、16℃台。 まあ16℃あれば問題ないだろう。 念のためワカサギパターンでのプリの

 魚はいないか、シャッドとジグヘッドで数か所チェックしながら上がって行くが、反応はない。



  そうこうしていると見えバスが見え始めたが、あまりデカくはない様子。 いいところ45cm

 あるかないかである。 しかも見るからに痩せているアフターの個体が多かった。 期待していた

 上流のブラインドのパターンだが、久しぶりに上流をじっくり魚探をかけて驚いた。 至るところ

 砂が入り込んで浅くなっているのである。 水深3~4mくらいあったところが軒並み2~3mに

 埋まっているのだ。 これではミドストをやるにもレンジが足りないし、バスも留まらないだろう。

 結局竹やぶでサイトをすることに。 サイトは苦手だが、シークレット釣法パートⅡであっさりと

 キャッチすることができた。

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  4本目、42cmの900gのアフター。 他に見えている魚もこれと同じサイズの魚ばかりで

 あったため、本湖へと戻る決断をした。 いずれにせよ、平日のロープレッシャーだから自分でも

 釣ることができた魚だったが、これが週末や大会だったらあの魚は食わせることができていない。



 
  朝2本キャッチしたエリアへ戻り、チビを1本追加。 その後、進入禁止が解除された大和田

 ワンドへと入る。 ワンドの奥で33~34cmサイズを2本キャッチするが、これは500g

 程度の魚。 おそらくオスと思われる。 

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 このくらいのサイズになってくると楽しい。いい感じの2連発だった。 













 
  その後、最下流域の護岸エリアをチェックしていると結構ボイルが起きていた。 ボイル直後
 
 のところにスモラバを打ち込むと・・・














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  40cmジャストをゲット。これは850gであった。 うーん、いまいちウエイトが伸びない。

 再び上流域へと戻ろうとするとまたしてもマメの群れに遭遇。 スモラバ以外で釣りたいなあと思い

 ネコリグやシャッドで誘ってみるが、いまいち食わない。 やはりスモラバなのか…?














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  こんな感じで20cmクラスのマメちゃんを3本連続ゲット。 一気に11本目のキャッチ。 
 

 
  
  携帯で時計を見ると13時を過ぎた。 朝の一番最初の魚は6時15分くらいで2本目が7時半

 くらいだったので、2本目以降からでの大会試合時間中のウエイトは3本で2.6kg程度だろう。

 とりあえず、安定してリミットは達成、2kgは獲れるパターンを掴むことはできた。 もちろん

 サイトの魚は再現性は難しいが、それ以外の魚は大会当日でも再現性ある釣りを行って獲っている。

 今日のパターンが壊滅する泥濁りのような状況になったりしない限り、リミットメイクは固いはず。



 
  風邪もひいていることだし、今日は14時くらいには切り上げようと考えていた。 残り時間は

 古敷谷方面のチェックをすることにした。 すると途中意外な場所でヒット!! 珍しくドラグを

 ガンガン出すいいファイトをする!! 慎重に引き寄せてネットIN!!










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 12本目、ようやく43cmジャスト1kg!! そうだ、そういえば毎年GW後はここにサイズ

 のいいバスが集まるというパターンがあったのだ…。 高滝に通いはじめた頃、良くこのパターンで

 釣っていた。 意外とみんなやらない場所でのやらない釣り方だ。 同じパターンでチェックすると

 すぐにバイト!! これも結構いいサイズ・・・! 




 しかしフックオフ・・・。 もったいない。 時間をおけばまたバスが着くだろう。 古敷谷方面

 へとボートを進める。 古敷谷方面は水も悪くはなかったが、見えバスが数尾見えた程度で食って

 くるバスはいなかった。 この時期にいい古敷谷プチ道路跡周辺もマメの群れでもいるかと思った

 が遭遇しなかった。 川の奥にも行ってみたが、無反応であった。 




  バッテリーも少なくなってきたのでボート屋周辺へと戻ることに。 ボート屋の対岸くらいまで

 来ると魚探が自動的に落ちた。 再び魚探をつけると電圧が9.0Vまで落ちていた。 エレキも

 もはや虫の息だ。 車にもう一台バッテリーは積んであったが、船には乗せていなかった。 だが

 タイミング的にそろそろ終了してもいい時間だ。 14時30分を回った。 ラスト1投・・・

















  ゴンッ













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  ボート屋対岸でシメの1本!!  これまた43cm950gのナイスフィッシュであった。

 合計13本、40UP6本、33クラス2本、マメ5本という結果になった。 バラシは3回。



 片付けて15時には高滝を出た。 この時間に出ると渋滞はほとんど無い。 17時自宅着。

 すべてスモラバ+シュリンプ2インチという面白味に欠けた釣りであったが、今シーズン初の

 二桁釣果という快釣となった。 次の釣行は明後日を予定しているが、天候と体調次第なため

 明日の晩に決定する。 今日それなりの手ごたえはあったため明後日は高滝ではないステージ

 をセレクトするかもしれない。