週末から続いている冷え込みは東京でも最高気温が8℃~9℃と、1月中旬~下旬並みの気温が

 続いている状況。 今日は南側からの風が入り込み、やや気温が上昇して予報で最高気温12℃と

 なっていた。 しかし、それでもあの聖地だけは釣れるような気がして、なんとなく出撃してみる。

 朝はゆっくり過ごしてしまい、現地到着は11時となってしまった。完全な曇でローライトであり

 気温はおそらく12℃もないだろう。 いまの車には残念ながら外気温計がついていないので推測

 でしかないが、体感でも8~9℃だろう。 試しに水温を測ろうと水温計を出すと9℃を差している。

 やはり気温はおよそ9℃。 そして水温もそのまま9℃であった。 早朝などは水温計が1℃くらい
 
 で、水に入れると上昇するくらいであるが、今日はまったく変動しなかった。 



  そして、今日は冬至。  一年のうちもっとも日照時間が短い日である。 この冬至を超えると

 いよいよ本格的な寒気が入り込み、厳しい真冬の寒さが続きはじめる。 天気予報も明日からさらに

 冷え込むという予報を発表していた。 しかし、この冬至を過ぎると、毎日少しづつ日照時間が長く

 なっていくのだ。 これはアングラーとしては嬉しいことである。 



  この秋、絶好調な砂利浜。 先日、デコった水郷戦の際に購入した新しい長靴で立ちこみ、最初

 はシャッドシェイプ3インチ(スモーク&シルバーフレーク)のジグヘッドで広く探ってみることに。

 しばらくドリフトさせたり、シェイキングさせたりしていると、何かが「ぷるんっ」と当たった感じ

 がした。 ん? ラインが動いているな…。





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  ベイトフィッシュが刺さってきた。 自分はこの類の種の魚の名称に詳しくないので良くわから
 
 ないが、前回もシャッドを巻いていたらこれが刺さってきたのだった。 実はこれがメインベイト

 と考えているが、物凄い量が存在しているのだ。 スモール達も食べ物に困ることはないだろう。

 

  いつものピンチーニョさんピンスポットまでやってきた。 今日も色々な魚種が出たり入ったり

 しているのが見える。 ここでスモラバにチェンジ。 トレーラーは前回もここでキャッチできた

 時のゲーリーディトレーターである。 出たり入ったりしている魚達の中へとスモラバを送り込む。




  コンコンッ




  食った!











 思いっきりフッキングさせると、鈍いファイト!! この鈍さはアイツだな!?














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  そう、この人。 ゴンザレスゴイニー・・・、また君なのね。 この人のせいでディトレーター

 がやや身切れしてしまったではないか。 ちなみに念のため言っておくが、前回の釣行の時に撮影

 したものではなく、今日新たに撮影しておいたのだ。 ネタとして・・・。 



  このまま何も起きなければスレがかりのベイトフィッシュとゴイニーだけで終わってしまう。

 さすがにそんな訳にはいかない。 必ず口を使うヤツはいるはずだ。 足を動かさず、波を立て

 ないように突っ立ったまんま、ぼーっとピンスポットを眺める。 するとしばらくして鯉の群れ

 の中にスモールが混ざっているのが見えた。よし、少し上流側から流すようにして群れの中へと

 スモラバを送り込んでみよう。 


  
  ラインが群れの中へと入っていった直後…





  コンコンッ 





  良し!食った!!






  いきなり上流側へと向かって走り出す強烈なファイト!! よし! これはニゴイじゃない!

 すると同じく上流側に向かって泳いでいた80cmくらいの鯉の向こう側に重なってしまい、

 デカい鯉と一緒に上流へと並走しはじめる! これはヤバい!! 鯉のパワーも加わり、一瞬

 ドラグがガンガンに出てしまう! しかしうまい具合に鯉と離れ、再びやりとり。比較的早く

 口を水面から出したため、大人しく寄ってきてくれた。 スモールは口を空気にさらすとやや

 大人しくなる傾向にある。 ただし、ジャンプされるとラインブレイクやバラシのリスクがあり

 この技は荒川・入間のモンスタースモールには通用しない。 ネットは持っていたが、下顎を

 つかんでキャッチ!!








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  よっしゃ! 貴重な真冬のスモール!! ジャスト40cm、1kg!! これは嬉しい!!

 ディトレーターはゴイニーによって弱らされていたため、コイツを釣った時にふっとんでしまった。




 11時55分、自身20年以上の釣り歴の中で、初めて12月に40アップをキャッチした瞬間

 であった。 あとはラージでも40アップをキャッチすれば、自分自身の12月のミッションは

 コンプリートすることになる。 それにしても聖地、やはり凄いステージである。 年中無休の

 スモールフィールドなのかもしれない。 いままで1月に聖地釣行をしたことはないが、来月は

 初の聖地釣行を予定に入れてみようかと考えている。 もちろん、メインは「R」となるが…。




  その後、実績ポイントを回っていろいろと試してみる。 しかし、1本釣った満足感からか

 さほど集中もせずやっていたため、結局バイトは釣った1本のみとなってしまった。それだけ

 この時期の1本は嬉しいものだが、集中力を欠くのはあまり良くないことで、自分の悪い癖だ。
 
 1本釣ってもなお集中力をしっかり持続させるメンタルという点ではKOUさんには敵わない。

  
 
  だんだん足から冷えてきて、屋外にいるのが辛くなってきた。 時刻を見ると14時。 正味

 3時間程度のショートゲームとなったが、デコらなかっただけ満足。ちょっと早いが帰還を開始

 した。 自宅に着く頃には、一年で一番短い太陽が、西の空へと沈んで行ったのであった。