土曜日の聖地釣行。 3人共キャッチという12月としては出来過ぎなコラボレーション釣行の

 最中に仕事上のトラブルが発生した。 本来、このブログでは基本的に仕事の事は一切書かない事

 にしているが、釣りの最中にそのトラブルが起きてしまったため、記事に載せざるを得なかった。

 後から来て先に帰る、という自分自身でもあまりないゲームとなってしまった日であった。月曜日

 にようやく一段落つき、落ち着いて釣行できる日を迎えられたが、それでも別件のトラブル多数で

 今日も携帯が何度か鳴った。 まったく師走は落ち着かない。 


  
  さて、今日は久しぶりのPGS。今回で通算10回目となるPGSである。 集合は6時30分。

 7時に入間スロープから出船した。 水温を見ると8.6℃? 最近霞ヶ浦水系もついに7℃台や

 6℃台も観測されるようになってきた。 こうなってくるとそろそろ「R」の季節となってくる。

 だが、年内のプログラムとして、まだまだやりきっていないステージを、残りわずかなゲーム期間

 で回っていきたい。 自分は新たなる年のスタートにRを訪問しようと考えている。 朝っぱらは

 ベタなぎで、着込み過ぎたピーさんは暑い暑いと言っているくらいであった。 スロープ付近での

 チェックから、入間上流部へと船を進めると突然北風の爆風が吹き始める。  直射日光が当たり

 ポカポカの陽気から一転、体の芯を凍てつかせる冷風が吹き荒れる。


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  それにしても、冬の川面は美しい。 このすがすがしい風景の中、のんびりと釣りを楽しむのが

 最高のひと時である。 遠くに見える1艇は、本日ピーさんの船と合わせて3艇出ていた中の一人。

 クイントレックス号さんだ。いつものワンちゃんはお留守番のようであった。 入間川ではもっとも

 水温が高い場所でも9.8℃。 10℃には乗らない厳しさである。 今日はピーさんともお互いに

 「どっちかに1本出れば万々歳だね」 と言っていた。 本当にワンバイトあるかないかの厳しさだ。

 だが自分は「例え一日やってワンバイトあるかないかでも、ピーさんが船を出すなら乗りますよ」と

 言ってきた男だ。 1月も2月もPGSに乗船するつもりである。 まず1年間やってみて、ふたつ

 の川の色々な面を見ていきたいからだ。 


  さて、ピーさん号、実は今回カーペットを全張替という難作業後の初のシェイクダウン。以前より

 厚みもあり、温かい。 そしてエンジンもフルメンテナンス済みで、サウンドも回転も非常に滑らか

 になっていた。体感で速度も3km/hくらい速くなっているように感じたくらいだ。



  時間が経つのは早いもので昼になった。 今日はピーさんがお湯とカップラーメンを用意してくれ

 ていて、持ってきたパンと一緒に食べることにした。 北風を避けるために岸に寄せてボートを係留

 する。 船の上で食べたカップラーメンは最高であった。  体が中から温まり、後半戦へ向けての

 エネルギーを充填することができた。 ありがとう、ピーさん! 



  ピーさんはまだカップラーメンを食べているが、船を係留した岸の際のストレッチが気になり、

 ジグヘッドを投げてみる。 2投目に中層をスイミングさせていると








  ゴツッ 





  えッ??


 



  食った! 

 


  しかもラージ!? 




  「ピーさん、ネットネット!」 


 
  「えー、人がラーメン食ってる時にィ~!?」



  と言いながらもピーさんがネットですくってくれた!




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  超貴重な入間川ラージ!! 34cm くらいだろうか!? 坊主を防ぐ貴重なバスである!

 シャッドシェイプ3インチ、カラーはスモーク&シルバーフレークであった。 これには二人共

 大興奮であった。何しろ船を岸に係留している状態である。これでPGS10戦連続坊主無しだ。 

 
  その後、意を決して水温がさらに低い荒川へと行ってみる。 エンジンで一気に移動するが、

 荒川に入るなり水温はグングン下降していき、モンスターハウスに到着した時点では7.8℃で

 あった。久しぶりの荒川だったせいか、なかなかボトムをとることができない。 原因は北風の

 爆風であった。 ラインが下流側に大きく流されるせいでボトムをとれないのである。 結局

 ジグヘッドのウエイトを重くすることによって解決した。 するとここでトラブル。 なんと

 ピーさんが根がかった瞬間に愛竿が折れてしまったのだ。 何本もの荒川・入間モンスターを

 仕留めてきた愛刀が逝ってしまった。 

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  実はこのピーさんの愛刀、驚くべき軽さの82g。 それでいて2ピースというスペックだ。
 
 現代のロッドは進化しているなあと感心してしまった。 この後、荒川の実績ポイントをいくつか

 回るが、さすがに7℃台の荒川ではなすすべもなくまったくバイトを得ることはできなかった。

 あっという間に日没を迎え、ストップフィッシング。 ピーさんは残念ながら明確なバイトを

 得ることはなかったようだ。 二人合わせても自分がキャッチしたラージのバイトのみであった。

 それだけ厳しいのが、いまの季節である。 



  だが、一本釣れたとか釣れなかったとか、そういうことではなく、ピーさんと色々話しながら

 一日釣りをすることがやはり楽しいのである。 今日も一日、本当に楽しかった。 次回のPGS

 はおそらく新年1月。 良い日にめぐりあえば1月でも連発して釣れるという。 楽しみだ。



  年内の釣行可能日程はあと2回。 もちろん、やたらと忙しいのでそれもなくなる可能性も無い

 訳でもないが、可能な限り調整して出撃したいところである。