35歳の誕生日にして、35cmのバス1本のみに終わった水郷戦から中1日、本日は今年9回目
のピーガイドサービス(以下:PGS)に搭乗であった。 早朝の気温は推定3℃くらいだろうか。
のピーガイドサービス(以下:PGS)に搭乗であった。 早朝の気温は推定3℃くらいだろうか。
一部霜も降りている冷え込みである。 昨日から関東地方も本格的に冷え込みはじめ、いよいよ冬に
向かって季節が進行しはじめているのが体感できる。 直近の情報では、月曜日午前中のみ出撃した
ピーさんデータによると当日は水温が16℃ほどあったという。 ところが船を浮かべて愕然とした。
なんと水温は12℃。 そして6時ちょっと過ぎにスタートすると直後から強烈な北風が水面へと
吹きつけ始める。 予報では北風が2m程度という予報だが、実際には7~8mの強さで吹いている。
前回はなんとか6本キャッチすることができたが、今回は坊主を覚悟した。このところ、自分自身の
釣り自体が調子があまり良くないのもあるのだが、少なからずともフィールド自体も厳しいとは思う。

荘厳な入間の夜明け。 ピーさんのブログにもアップされてあったが、本当にここの夜明けの風景
は美しい。 思わずデジカメを取り出し撮影してしまった。 家に帰ってきてパソコンで見ると非常
は美しい。 思わずデジカメを取り出し撮影してしまった。 家に帰ってきてパソコンで見ると非常
によく撮れていたので現在、デスクトップの背景にも設定してある。
まず始めはラージパターン。 カバーをテキサスで撃って行く。 すると開始早々ピーさんに
激バイト!! 思いっきり全体重をかけんばかりにピーさんが渾身のフッキングをするとなんと
痛恨の合わせ切れ!! まだ開始早々だったのでまだこの先もあるだろうと思っていたが、その後
このバイトが非常にもったいないものになるであろうことはこの時点では分からなかった。 推定
ラージの50クラス。 いつもは頭の切り替えの早いピーさんが、珍しく数時間この合わせ切れの
悔しさを引きずっていた。
入間ですでに水温が12℃。 そうなると荒川は10℃前後の可能性があるため、今日は完全に
選択肢から切り離した。 1歩たりとも荒川に踏み入ることなく今日のゲームはすべて入間川のみ
で組み立てることにした。 スモラバやジグヘッド、ネチリグをメインで過去実績のあったエリア
を攻める。 荒川・入間の北風はちょうど上流から下流に向かって吹く。 流れが弱いのでまだ船
を上流に向かって進めることができるが、これで増水・急流だったらエレキではさかのぼれない。
流れとは逆になる南風が強い時もやっかいではあるが・・・。
今日は今まで行ったことのない最上流域まで行ってみた。 途中、エンジンのペラがヒットする
くらいの超シャローをおそるおそる超えていかないと通れないエリアなどもあり、高滝の養老川を
連想させる感じである。 様々なことを試し、結局前回ピーさんと二人ともグッドサイズを獲れた
ゾーンで粘ってみることにした。
ネチリグにはテムジンフィランギをセレクト。 ラインは6ポンドと太くし、ビッグスモールの
強烈なファイトともやりあえるようにセッティングしている。 フィランギはスピニングでながら
ミディアムライトクラスの強さを誇っている。 そんな自分のネチリグに、超ハッキリを分かる
バイトが!!
ゴンッ
ギュイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
フッキング直後から強烈に上流へと向かって走り出した。 とんでもないパワーである!その時
のボートは下流に向かって頭が向いていた。 そして北風の影響で下流に向かってボートが流され
ながらの状態であった。 「えのちんさん、デカい?」 と聞くピーさん。 しかしこれはかつて
経験したことの無いレベルのファイト…
「バスかどうか分かりませんが、おそらくかなりのモンスター…!」 ふとリールを見るとライン
が全て出されそうになっている!! ピーさんが上流に向けてボートを回してくれたが、このまま
ではリールの根元からラインを切られてしまう! それだけは勘弁だ! そんな訳もあり強引に
ラインを巻きとろうとすると、
フワっと軽くなってしまった。 ネチリグのワームだけが無くなった状態で帰ってきてしまった。
痛恨のバラし…! しかし、これはどうすることもできないレベルの相手。 かつて80cmの鯉
や70クラスのナマズ等ともさんざんバトルしてきたが、ラインを根元まで出し切るようなやつは
いなかった。 だいたいはそこまで出されないでも仕留めている。 こんなことは初めての経験だ。
ピーさんが言うには、推定55cmクラスのスーパーモンスタースモールかもしれないとのこと。
もし本当なら本当にヤバいヤツを相手にしてしまったのかもしれない。 この時点ですでに11時
くらいであり、二人ともチビでもいいから1本欲しいね! という段階になっていたのだが、この
一撃はかなり尾を引いてしまった。 自分は切り替えて次に行こうとしていたが、これまた珍しく
ピーさんが引きずっていた。 まるで自分のことのように悔しがっていた。 50UPを獲るなら
春先のスモールがあまり引かない時期のほうが獲りやすいだろう。 アフター回復~秋はダメだ。
このクラスとまともに闘えるタックルは少ないだろう。
しかし、このバイトは後の展開に非常に参考になった。 前回までとはまったく違う、異なる
レンジで食ってきたからだ。 このレンジの考えを入間の他のポイントに当て込み、似た条件の
場所を片っ端からチェックしていった。 午後になると風が弱まり、ややベタナギである。
14:00
これまたロッドにしっかりと出るアタリ!! 今度は逃がさん! という気合いのフッキング
をしっかり決め、ファイト!! やったー、やっと食ってくれた!! ピーさんがネットサポート
をしてくれてキャッチ!! サイズはまあまあだろうか?

36cmのナイスレギュラースモール!! 良かった~! デコらなくて…(苦笑)
とにかく今日の激タフの中、貴重な1本を手にすることができた。 本当にピーさんには感謝で
ある。 あとはピーさんに1本釣ってもらいたいところ。 その後、同様の条件のエリアを丹念
に探ることにした。
結局16時まではスモール狙いでネチリグでひたすらネチネチやってみた。 似た条件の場所
を出たり入ったりしながらチェックしていく。 しかしながらバイトらしきものはほとんど無い。
ピーさんも明確なバイトを得たようだがこれまた乗らないようだ。 テトラ帯の近くでボイルを
見つけ、ピーさんが撃ってバイトさせたが、小さいラージだったようですぐにバレてしまった。
最後にピーさんのリクエストで、ラージパターンの釣り。 これで日没を迎え、17時に終了。
結局、残念なことにあのピー師匠がなんと坊主…。 そして自分も写真にある1本のみである。
過去のPGSの中でも最も厳しいゲームとなってしまった今回…。もちろんピーさんにも釣って
いただきたかった。 しかしあのピーさんですらデコるというとんでもない難易度と化していた。
なんとか辛くも坊主は逃れることができてはいるが、これもピーさんのガイドあってのおかげだ。
次こそは完全坊主かもしれないが、機会があれば冬のうちもPGSには乗船し続ける予定だ。