自分はもう5年くらいバス雑誌を買っていない。 理由はいくつかあり、場所を取る、季節感の

 タイムラグがある、ネットで充分に情報が集められる、等々…。 新製品等の情報はネットや店頭

 知人からの情報で主に仕入れるが、買うか買わないかは結局、釣り具店の店頭で見てインスピレー

 ションで決める。 下らないマーケティング戦略に踊らされることなく、自分の目で見て判断する。

 ネット経由で購入するのは、店頭での購入経路が途絶えた品目、数店舗回っても入手できない品目

 のみとしている。 現在ではメインに使用するラインである、スーパーハードドリフト等である。


  


  さて、ピンチーニョ氏に触発され、先日購入した紫ラバーで巻いた今シーズンの新作(笑)

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  ENO’Sスモラバ2011(カラー:ピンチーニョパープル)1/16oz。 今年は新年早々に

 スモークという新作を投入し、そこそこの成果はあった。 RやF県A川でキャッチしている。が

 やはりレギュラーカラーであるグリパンがシーズンを通してもっとも強かった。 ピンチーニョ氏

 大絶賛の紫カラーであるがこれはトレーラーが非常に限定されるように思えた。シャッドシェイプ

 3インチの伝説の紫がメインになってくるが、シャッドシェイプ3インチだと長すぎるため、普段

 使っているDECOYのVJ-74(または75)ではなく、別のヘッドでフックが長めのタイプ
 
 をテスト導入してみた。 なので、これはトレーラーはあくまでシャッドシェイプ3インチ紫専用。

 


  普段、シャッドシェイプ3インチをスモラバのトレーラーとするとき、ジグヘッドとかで使って

 弱った物を、ハチマキから上をカットして使うことが多い。こうすることによってスモラバ全体の

 フォルムとボディ~尻尾のバランスがとれるからだ。 ただ、ここ数年はファットシャッドのほう

 がウエイトもかせげてキャスタビリティが上がるため、2インチシュリンプを使わない場合はだい

 たいファットシャッドを使っていた。ちなみにスモールにはファットシャッドのほうがシュリンプ

 よりも効いている。 とにかくジグヘッドとかのみで使う分には問題ないが、スモラバトレーラー

 としてはシャッドシェイプ3インチはデカすぎるのである。  

  



  そんな中、悩みを解決してくれそうなアイテムを見つけたので即バイトしてみた。


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  ティムコのPDLシャッドシェイプ2.5インチ。 元々はゲーリーとティムコの共同開発にて

 リリースされたが、ゲーリーはすでに生産をストップしたのか定かではないが、今はどこへいっても
 
 品薄となっている。 少なくとも自分の地域では。 ところがティムコから出ているPDLシャッド

 シェイプであれば充分手に入るが、なんとかゆいところに手が届く2.5インチがラインナップされ

 ていたのだ。 これはそのままスモラバに装着してトレーラーとしてベストセッティングが期待でき

 るのである。 ファットシャッドでも良いのだが、ややボリューミーであり、スマートなシルエット

 にしたい場合はコイツがハマりそうな予感がしたからである。 0.5インチの差は非常に大きい。 



  
  そしてもうひとつ新投入。

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 ノリーズのコンポジットツインの2と1/2インチ。 スモラバのトレーラーでボリュームをあたえ
 
 たい時はドライブクロー2インチ、ゲーリーシュリンプ3インチ、バグアンツ2インチ、バークレイ

 パワーホッグ2インチを用いることが多いのだが、バグアンツ2インチとパワーホッグ2インチに

 ついてはここ最近供給が途絶えつつある。そこで比較的長いこと入手できそうなコンポジットツイン

 に目をつけてみた。 年内にコレでキャッチすることは難しいかもしれないが、試してみるつもり。




  最後にスピナーベイトの話。 自分なりの好みとこだわりを書いてみようと思う。これまた各社 

 が数種類づつリリースしており、様々な良いものがある。OSPならハイピッチャー、タイフーン、

 エバグリならDゾーン、イマカツなら最近話題のジンクスやジンクスミニ、DEPSの物も結構

 良かったり…、イラプションとかゲーリースピナーベイト、ケイテックスピナーベイトなどなど…

  実はスピニング野郎のイメージが強い自分ではあるがかなりのスピナーベイト好き。 

 こう見えて過去有名になってきたスピナーベイトは実はほとんど試している。 スピナーベイトでの

 最大FISHは高滝と土浦新川での43cmと決してデカくはないのだが、その手返しの良さとハマ

 ったときの破壊力を知っているだけにマスターしておいて損はないルアーだからである。 おそらく

 ルアー釣りを始めた初心者が、「もっとも釣れる気がしないルアー」と思うのもスピナーベイト。

 


  しかしこれを乗り越えなくてはバサーとして一皮むけない。 ギターでいうところのコードFを

 押えられるかどうか?に似ていると言える。 初めて釣ったのは確か八間落とし。 輸入品だった

 バイブラシャフトであった。 中学生の頃、バイブラシャフトは安く手に入る割に安定感があった。

 その後、ゲーリーヤマモトのスピナーベイトが発売されてそれがメインになっていった。 高校生

 の頃はゲーリーのスピナーベイトしか使わなかった気がする。 八間落としの鬼の乱杭の中を通し

 ていけるのはスピナーベイトだけであった。クランクは瞬殺で根がかりするステージであったのだ。

 そういったシチュエーションで強気に攻めていけるルアーとしてスピナーベイトは外せなくなった。



  さて、様々なスピナーベイトを研究して、自分のメインとなったスピナーベイトはやはりこれだ。

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 ノリーズクリスタルSシリーズ。 9.23オールスターで最後の入替FISHを獲ったのもコレ。

 山中湖で連発したのもコレだ。 3/8ozと1/2ozの使い分けをメインとしている。 ブレードの

 タイプは投げてただ巻くだけならばコロラド&ウィローの一番基本タイプだが、個人的には表層や
 
 ディープをスローに巻きたいためダブルコロラドをメインに使っている。ちなみにダブルウィロー

 は基本的には買わない。 クリスタルSがもっともストロングだと感じるのは、ダブルコロラドの

 超スローリトリーブ時に崩れずに泳いでくることだ。 この使い方で今まで何本のバスをキャッチ

 したか数えきれない。 一番好きなタイプは白ヘッド白スカートでダブルコロラドの2枚とも金。

 これが最強だが、デフォルトでこの組み合わせになっているものがほとんどないため、ブレードに

 ついては金と銀のミックスで妥協している。 一時、ヘッドが超ナチュラル仕様なものが流行った

 が、個人的にそんなものはほとんど釣果に関係ないと思っている。  シンプルなただのヘッドで

 まったく問題ないのだ。 あとなんとなーくだが、トレーラーフックはつけない。 つけたほうが

 バラしとかは減ると思うが、それだとスピナーベイトを使いこなしている気がしないからである。

 この辺はただの自分の好みとワガママなので適当に流しておいてかまわないだろう。 


  唯一の弱点はラバーを止めるゴムが硬化してちぎれやすくなるところ。スカートだけ無くなって

 返ってきて、予備のスカートをつけた経験も多くある。 最近は予めPEラインで強く巻いておい

 たりするようにしている。 新型モデルはそのあたりは改良されているだろうか。 個人的には旧

 モデルのシンプルなデザインが好きで、新作は上の写真の通りまだ開封していない。 これの投入

 はまた来年に持ち越しになるだろうが、実践投入は楽しみである。


  意外と適当に選んでそうでそうでもないのがスピナーベイト。 いまだに分からない部分も多く

 今後も研究を重ねていかなくてはならない分野だ。