11月最初の釣行ステージに選んだのは、聖地である。 あのピンチーニョさんの記事を読んで

 しまっては出撃せずにはいられないだろう。 何しろ高滝はここ最近調子が悪いらしい。 某プロ

 ガイドですら一ケタ釣果、エキスパートアングラーのOMT氏やH氏ですら7~8本で限界らしい。

 彼らで7~8本ならば自分は2~3本がいいところだろう。 もともと秋の高滝は苦手だからだ。

 ということで高滝はもう少し様子を見てから出撃するとして、今日のところは聖地へと繰り出した。




  7時に現場着。 ロッドはエアリアルハイパフォーマンス1本のみ持ち、フィールドへと降りる。

 過去実績スポットを順に回るが、バイトすらないままピンチーニョさんが先日連発したスポットへ

 と到達してしまう。 水はとにかく綺麗だ。 春先の2月~3月と同様に澄んでいるが、それでも

 さらに透明度が高く見えるのはなぜだろうか? 分かった。 水位が年間でもミニマムにたっして

 いる。 春先でもこれよりは5cmくらいは水位が高いからだ。 これはこれでスモールの着き場

 が多少変化してしまう要素になるだろう。  時折、水中に釣ってはいけないあの魚が泳いでいる

 のが見える。 デカい。 しかし今年はまだそこまで数は多くないようだ。 凄いときは一面埋め

 つくされるくらいになるからだ。 かつて釣り場があの魚に占領され、学校のプールくらいの面積

 の場所に200匹くらい入り込んでいて何もせずに立ち去った記憶があるからだ。 




  さて、先日ピンチーニョさんがグッドサイズをキャッチしたピンスポット。 実はこのスポット

 は春先、特に2月に毎回自分が45クラスをキャッチしているスポットである。ピンチーニョさん

 はこれを単独釣行で見つけたのだ。さすがは川スモールのハンター、恐るべき嗅覚である。 だが

 実は自分は今年の春はこのスポットではバイトを得ていない。 春はまったく別のスポットで全然

 違うアプローチでの釣りでしか釣れなかったのだ。 スモラバやジグヘッド、ネコリグ等で探って

 いくが今日はバイトがない。このスポットはスモールが着いている時とそうでない時の差が激しい。
  
 KN川の例のポイントや、荒川のモンスターハウスも同じであるが、入っている時は連発するが、

 居ない時は完全に空振りしてしまうのだ。 今日は空振りか。



  根がかりがひどいのでスピニングだがテキサスリグ。 これをスピンテキサスと呼んでいる。

 ベイトフィネスばりに流行るだろうと勝手に思っているが一向に流行る気配はない。 ラインは

 5ポンドだ。おかっぱりアングラーでスモールを狙う人で、2ポンドや3ポンドのラインを使う

 人がいるが、これはおススメできない。 メディアの影響を受けている問題だと思うが、それは

 野尻湖や桧原湖といったオープンウォーターでのボート釣りでネットを使うことが前提である。

 ラインが太いとライン自体や、ラインの水切りがプレッシャーになるとか言われるが、おかっぱり

 であればその程度で釣れない魚は、2ポンドや3ポンドに落としても結局のところ釣れないのだ。

 2ポンドや3ポンドの有効性は水深10mレベルのボトムに極小のダウンショット等を落とし込む

 時にのみ有効だ。 その領域だと、5ポンドではシンカーが着底したのかどうかすら分からないが

 2ポンドクラスだとボトムの感触もバイトもしっかりとロッドまで伝わるからだ。 こういった

 釣りが前提なのにも関わらず、プロの記事を真に受けてオカッパリで超ライトラインを使っている

 アングラーが多いことが非常に残念でならない。  



 以前も書いたことがあるが、スモールはブラインドのディスタンスを保てればラインの太さは影響

 はないのだ。 警戒心は確かに強いが、それは人間が見えてしまったり気配が伝わってしまったり

 する場合に限られる。  ブラインドのディスタンスを保てればスモールはそこまで賢くないので

 しっかりとルアーを食ってくるのだ。 だからラインブレイクのリスクや根がかりのルアーロスト

 を限りなく減らすためにも、おかっぱりでのスモール狙いは最低でも4ポンド、5~6ポンドでの
 
 ゲームをおすすめしたい。 むろん、4~5ポンドを使う場合、ランディングネットは必携である。






  ようやくスピンテキサスにバイト!! 

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  長いノーバイトのトンネルを抜けたファーストバイトであった!! OSPドライブクローの

 2インチ、カラーはプロブルー。 ウエイトは1/8ozだ。  サイズは33~4cmだろうか。

 それでも大満足の1本である! その後、例の激流セクションをひたすら往復しながらチェック

 するが以前としてバイトはない。 やはり今日は留守のようだ。



  車に戻り、大きくエリアを変えることにした。 途中で昼食を済ませ、大場所や小場所問わず

 車でランガンという名の迷走。 聖地でも誰にも紹介していないシークレットスポットも回って

 みたが、バイトすらなかった。 結局大移動を繰り返し、様々なスポットを回る。 午後14時

 頃、某ポイントで釣りをしていると、目の前でボイルが起きたので伝説の紫を投げてみたら何と

 ラージが食ってきた。 写真は撮影していないが、25cmくらいのラージをキャッチした。



  結局15時にストップフィッシング。  2バイト2フィッシュオンリー。 なかなかうまく

 いかない一日であった。  まあデコらなかっただけでも良しとしよう。 58戦成立である。 

 11月は本当に日替わりである。  水郷もガンガン釣れる日と全く釣れない日とのギャップが

 物凄くなるのも11月である。  次の釣行は次週7日を予定している。 そろそろピーさんと

 荒川に出撃したいところであるが、予定がつかなかったら高滝か水郷にするつもりだ。