このブログのコメンテイターahigonさんがついにヤフーブログを始動させた。彼との出会いは

 実に20年以上前にさかのぼる。  自分が中学2年、そしてahigonさんが中学3年の時である。

 出会った場所は、当時の我々のホームグラウンドであった、東京赤坂弁慶堀である。 いまでは

 外周をぐるっとフェンスが囲んでいるが、当時はオープンで誰もが自由に水辺に降り立つことが

 でき、釣りも自由にできたのだった。  自分の中学でもバス釣りは結構流行っていておそらく

 10人くらいはやっていただろう。 その中でもコアに通っていたのは自分を含めて3~4人で

 あった。  ahigonさんは当時世田谷に住んでいて、それまた同じように学校でバス仲間が多数

 いた。 ahigonさんチームもいつもだいたい2~3人で来ていたように思う。 

 
  中学生で一学年、しかも他校という違いがあると、よほどのことが無い限り仲良くなることは

 あまりない。  しかしそこはバスフィッシングの素晴らしいところで、年齢や学校関係無しに

 友好関係を気づくことができた。 だいたい土曜の午後か日曜は弁慶で会うことが多くなるうち

 あるときみんなで霞ヶ浦へ行こう!ということになった。 平成2年の9月2日の事である。


  それ以降、電話番号を交換して自宅電話でやりとりしていた。 自分が高校2年の頃までは

 良く一緒に霞ヶ浦や牛久水系に行っていたと思う。待ち合わせは上野発6時3分平行き。いまの

 いわき行きである。 常磐線の中ではさんざんあばれまわり、松戸あたりからロッドにルアーを
 
 セッティング、お客さんのいない電車の中でピッチングの練習をしたりしていた。土浦駅の改札

 を抜けると、ロッドを持ったまま漁港まで猛ダッシュ!!  もちろん一番速いのはahigonさん

 であった。 始発から日没まで、休むことなく釣りをする。帰りの電車でみんな爆睡したりして

 いてもahigonさんだけは一人起きていてしゃべくりまくっているという超タフな男である。


  その後自分も大学進学等で忙しくなり、連絡をとらなくなってしまった。 電話帳に家の電話

 番号を書いておけばよかったのだが、丸暗記していたので書いていなかったのである。電話番号

 をド忘れしてしまったことが原因で、そこから8~9年くらいの間、まるで連絡が途絶えてしま

 ったのである。 

  
  では何故また再会できたか? 自分が社会人になり再びバス釣りに時間とお金を費やすように

 なってきた時、ちょうど実家の親がマッキントッシュのパソコンを買った。 当時はまだブログ

 などが発展していない時代で、ホームページをしっかり作っている人だけが、釣行記をネット上
 
 にアップさせていた。 そこでいろいろ検索していると、なんと彼が作成していたホームページ

 にブチ当たったのである。 そこからメールを送り、携帯番号を送ってふたたび連絡をとるよう
 
 になったのである。 これが2002~3年くらいの出来事だろうか。 真夏の水郷で再会した

 ahigonさんはすっかり大人になっており、結婚もしてお子さんもいたのに凄く驚いた覚えがある。

 

  そんなahigonさんは様々な伝説を持っている。  弁慶掘で115cmの鯉を釣った記録とか

 買ったばかりでまだ使っていない新品のロッドを扇風機に突っ込んで折ったとか。 そして自分

 から見ているとスレがかりの名手である。 何故かいつもスレでかけるのはバスでも鯉でも連魚

 でもやたらとサイズがでかいのだ。 そしてキングオブリアクション王。 そのリアクションは

 リアクション芸を売りにする芸人にも負けてはいない。 一緒に行動をしているとそれが面白く

 てたまらないのだ。 バラした時のリアクションは、おそらく彼に勝てるのはプロでもいない。

イメージ 1

  シーズン2010で唯一、一緒に釣行した2010年3月21日の水郷戦の写真。 ここでも

 ラバージグで40UPをスレがかりさせる、という見事な手法で初バスをキャッチして見せた。

 っとこれだとまるでスレがかりプロみたいであるが、普通に釣りは上手い。 というかかなりの

 レベル。 自分がワームではないと釣れないと思っているときに、あっさりクランクで釣ったり

 なんでもない超沖にラバージグを大遠投して45アップを釣ったり、朝から夕方までバズベイト

 1本で通し、真昼間でもバズで釣ったりと、その発想は常軌を逸しているが、結果を叩いている。

 そして水郷エリアのバスが居着くピンスポットは無数に頭に入っている。印象的だったのは二人

 で野池に行ったとき、自分は2本くらいしかつれなかったのに、ahigonさんは連発連釣で10本

 以上キャッチしたときだ。 まさに一度乗ってしまうと手をつけられない止められない男である。


  ahigonさんについて自分が絶対にかなわなくて、かつ尊敬している部分は、彼のその釣りへの

 情熱である。 だれかが帰ろうというまで止めない。 わずかなチャンスがあればすぐ釣行する。

 他の友達が寝てたり休んでたりしても彼だけは釣りを止めない。 朝から晩まで、強烈な集中力

 を持続させ、水中からの反応に集中を続けている。 その集中力の凄さは尋常ではない。 


  彼はいままでも、閉鎖されたホームページや、友人限定公開のブログ等をやっていたが、遂に

 ヤフーブログも始動させるようだ。 今後の展開に期待したい。

 ahigonさんの釣り、要チェックですよ!!