先週木曜、肉体疲労の回復のため見送った高滝ダム。 雨の中一人出撃したOMT氏がスカボコに
釣ったという報告を聞き、これは月曜は行くしかないと決めていた。 予報どおりの雨である。気温
19度、水温20度でゲームとしては悪くなさそうだ。
少し寝坊して家を出たのが5時くらいだったので、出船したのは7時ちょうどくらいだった。まあ
大会もだいたいそのくらいからのスタートだから良しとしよう。 もちろんプラとしてはまだ時期が
早すぎるが。 さて、駐車場には車が5台くらい。 平日の雨の高滝はまさしく貸切状態。 ボート
は5艇も出ていなかっただろう。 こんな天気の中、船をセッティングして釣りに出るのはよほどの
釣り好きかバカしかいない、といったところだろう。 しかし、雨は釣りを止める理由にはならない。
さて、ベイトタックルはハイピッチャーとバジンクランク。 スピニングはダウンショットと
ダンク、そしてスモラバ×2 のセッティング。 まずは岸際をハイピッチャーやバジンクランクで
撃っていくが、反応がない。 時折ボイルがあるので、そのそばをバジンクランクで通すが食っては
こなかった。 階段やポールなどの定番ストラクチャーをスモラバやダウンショットで攻めるもこれ
にも反応はない。
おや? ちょっと難しいぞ? 前回の印象やOMT氏からのレポートとはちょっと勝手が違う
ようだ。 それもそのはず、ボイル以外の見えバスは一切見えなかった。 雨も二日目となると
多少バスの着き位置が変わってくるみたいだ。 ややレンジが深いのか?
一時間くらい経ってようやく加茂橋の橋脚で1本目をキャッチできた。 ENO’Sスモラバ
にゲーリーシュリンプ2インチ を装着した定番のグリパンスモラバ。 史上最強コンビである。

雨も次第に強まり、風も吹き始めた。 全身防水とはいえ、これはしんどい。 顔面にも雨が打ち
つけるが、その後もずっとスモラバでのキャッチが続く。 護岸で23cmをキャッチするが、護岸
はこれのみ。 いつも連発する得意の護岸は不発だった。 やはりレンジが下がっているのだろうか。
結局下流を一回りしたがバイトを得られず、加茂橋へと戻ってきた。 するとここの橋脚で連発する。
36cm、35cm と連発し、ようやく40UPが食ってきた。 ドラグをジリジリと出すいい
ファイト! あきらかに40は超えているが、ガリガリだった。


アフターだろう。 41cm だった。 おそらく800gくらいしかない。 その後ふたたび
バイトが遠のく。 10時30分頃、OMT氏から電話があった。 たまたま橋ゲタの下にいたので
すぐに折り返し電話をかける。 この時点でまだ5本。 ちょっと厳しい展開である。OMT氏から
は「15本は釣ってください」という厳しいノルマを課せられる。 うーん、ここまでの展開では
10本が限界だろうなあ…。 しばらく時間を置いてまたまた加茂橋の橋脚で37cmをキャッチ。
そして加茂橋下の岸にある手すりをスモラバでフォールさせて40cmを追加。

これはブリブリの体型だった。 その後、手すりで30cmを追加し、またまた橋脚で30cm
を追加、そして38cmを2連発!

いい感じの38cmキャッチであった。 これで13時くらい、11本である。 15本が見えて
きた。 橋脚をうろうろまわり32cmと22cmをキャッチ。 ここで、場所を階段へと移す。
今日何度か打ってきたが、一度もバイトがない階段である。 するとスモラバで34cmが食って
きた! これで14本だ。 ここまでのスモラバ+シュリンプ2インチ(グリパン)はすべてロッド
はソリッドエアリアル。 今日はもう一本、エアリアルハイパフォーマンスのシルバーモデル&
イグニス2004NEWモデルのセットにスモラバをセットしてあった。 先日写真をのっけた
ピンクスモラバをテストでセットしておいたのだ。 実は今日はここまで要所要所で投入はしていた。
しかしまったくヒットがない。 これで空振りしたところにグリパンを投げて釣れたくらいなので、
やはりこういう水質だったり天気だったりという場合は思いっきり不向きなのだろう。 トレーラー
は白のレッグワームである。 これは水郷でのテストへと持ち越しとなった。
ちなみに巻物はダンクでバラしたのみ。 ところがダンクも最初は金を使っていたのだが、これも
クリアワカサギに変えた途端バイトがあった。 やはり高滝はナチュラル系のカラーリングがよいの
だろう。 確かにあまりチャート系とかで釣れた話は聞かないからだ。
そんな高滝には思いっきりフラれてしまったピンクスモラバ(正式名称:MEN-TAIKO)
をさっさと取り外し、グリパンに白黒ラバーを混ぜたタイプのスモラバに変更する。 トレーラーは
シュリンプよりもボリュームアップさせてドライブクロー2インチのモエビカラー。 これで階段裏
の護岸を打つ。 すると中層のミドストでバイト!! お? 結構重いぞ? でかいか?

よっしゃー、ナイスな41cm!! これでようやく15本達成である。 携帯を見ると15時。
まだゲーム時間はある。 するとこのポイントが爆発した。 階段脇で25cmを追加する。 直後の一投で最大のドラマFISH!
なかなか水面に浮いてこないパワーからしてあきらかにキロフィッシュのエナジーがエアリアルに
伝わる。 イグニス2004NEWモデルのカリカリドラグサウンドが誰もいない高滝湖に響く。
苦戦の上にようやくNET IN!!

ポストかアフターだかよくわからんが、44cmの1200g!! ナイスキッカー!いやー
こりゃたまらん。 さらに25cmを追加してもう一発護岸の角で40cm!! これは950g。
ドライブクローにかえてからビッグサイズ連発となった。

素晴らしいFISHだった。 そして沖のとんぼを撃って空振りしたあと、もう一度階段に入り
少し遠くから階段を撃つ。 するとフォール中にバイト!! 浮いてきた魚体は真夏の野池のバス
のような真っ黒なバス!! いい色してるぜ!

20本目、これは43cmジャスト1kgだった。 この最後のスモラバ+ドライブクローでの
ラッシュはアツかった!! これぞ高滝の爆釣モード!! しかし、今日は火が点くのがおそすぎ
たようだ。 時刻は16時30分。 最後にボート屋脇のハシゲタで締めの1本、23cmを
キャッチして21本。 17時に帰着。 ボート屋に戻ってきたのは自分が最後だった。
結局のところナイスゲームにはなったが、終了後も「まだイケるはず…」と消化不良気味だった。
21本すべてスモラバで、他の釣り方で釣れなかったことや、あれだけ独占状態で釣りをしていた
にも関わらずこの程度の釣果というのは、高滝のポテンシャルからしたらまだまだと言えるからだ。

後半、活躍してくれたスモラバ+ドライブクロー2インチのモエビカラー。 このモエビカラー
は何気にグリパンよりも結果をもたらしてくれている。個人的にドライブクロー2インチの中でも 最強カラーだと思っている。 もちろん釣具屋で見つけたら即買いである。
次戦は木曜日、ついに野尻湖へと乗り込む。