本格的な開幕を前に、ENO’Sファクトリーではスモラバの増産体制に入っている。
さて、今日はポカポカ陽気ながらずっと自宅で引きこもって作業をしていた。 昨日スモールで
プチ爆発もあったこともあるのだが、やはり今年もこのオリジナルスモラバがメインウェポンで
ある。 もちろん自作とはいってもすべて市販で入手できるものの組合せである。 今日はその
工程を簡単に紹介したい。
まずベースとなるジグヘッド。 これはスモラバを自分で作り始めてから数年間の間、市販の
ジグヘッドは10種類以上スモラバとしてセットして試してみた。その中でもっともENO’S
スモラバの基準を満たしているのがコイツだ。

デコイのプラスマジック1/16oz。 時折1/32ozも作ることがある。 これはデザイン
やフックの強度、操作性、ラインやタックルとのマッチング、トレーラーのホールド性、耐久性 等、ほぼすべての項目において基準をクリアーした数少ないジグヘッドのひとつだ。もうひとつ
はケイテックのジグヘッドがこれに近いレベルで合格なのだが、こちらは単価が非常に高い。
くらべてデコイはコスト面でも優れているのでベストマッチングなのである。 このジグヘッド
選びの時点が、シークレットの65%といってもいい。 ただし残念なのは最近あまり売って
いないという点だ。 妥協でガード付きを購入してガードを根元から引っこ抜くという方法が
あるが、ガード付きは100円くらい高いのでコストパフォーマンスとしては低い。

さて、そのジグヘッドの鉛部分を黒く塗る。 特に意味はない。 別に塗らなくても釣れる
からだ。 ただ、なんとなく黒いほうが釣れる気がする、という理由だけである。 市販品の
スモラバはだいたいヘッドが黒かガンメタ風の色である。 黒く塗ることにより、スモラバを
より市販品ぽく見せるという狙いもあるのだ。 シークレットの5%くらいだろうか。

このようにヘッドにラバーを着けてPEラインで締めて巻く。 このとき、2枚のラバーを
少しズらして巻くのがシークレットの20%くらいである。 こうすることにより、ラバーを
はがし終えたあとのフレア感が全然変わってくるのだ。 特にソークさせたりする必要もない。
ラバーはどこにでも売っているガマカツ製のシリコンスカート。 300円くらいでスモラバ
20個分くらい作成できるくらいの量で売られている。 これは素晴らしい。
この段階までは10個で1時間かかるかかからないか程度でできるのだが、実はここからが
長い。 全てのラバーをはがしてむいていくのにかなり時間がかかるからだ。 この作業が
一番うっとおしいのでなかなかスモラバを作ろう、という気にならないのである。
とまあこんな感じだが、シークレットがまだ10%残っているって? それは本当に
シークレットなので今日はこれくらいで…。