屈辱の敗戦からちょうど1週間。 今日も「R」へと車を走らせる。  一昨日までの冷え込みは

一変して春の陽気。 最高気温は18度の予報が出ている。 なおかつ小潮が過ぎて潮目は上がり目。

そして南風による気温の上昇&水温の上昇。 低気圧の接近… などなど、釣れる条件は揃っている。



 だがしかし、そんなにうまくいくだろうか?  前回は巻けども巻けども釣れる気がしないくらい

厳しいゲームであった。 今シーズン初のデコりを食らってしばらくは釣りにいきたいという気持ち

すら失われたくらいである。   昨晩から暖かく、朝起床しても暖房が必要ないくらいである。


 今日は気合の4時30分起き。 5時に出撃し、現場へは6時半に到着した。 都心を出るときは

6度くらい。 しかし現地へ到着する前の高速道路ではすでに13度に達している。まだ陽は上がり

きっていないというのに。 


 当然のことながら先行者は3名。 いつものマイスポットに車を止めて準備をする。  ルアーは

DUNK。 しばらくDUNKでボトム付近を探る展開。 しかしHITしない。 もっともバスの

姿を多く見ている実績エリアへと進み、ここは信頼のおけるビーフリーズで探りまくる。 しかし

ここでも反応はない。 新投入のリップライザー60Fやビーフリーズのショートリップ等ローテ。

なかなかバイトらしき反応は得られない。 2時間ほど巻いただろうか。 暑くなってきたので上着

を車に置きに戻る。 ついでにパンを食べてドリンクを飲む。 


 
 一休み入れてからふたたびビーフリーズの65SPロングビル。カラーは黒金。 ここでさんざん

使っているがいまだイーコーのレースーしか実績のないカラーだ。   この「R」ではすでに8本

キャッチしているのだが、いずれもナチュラル系のカラーが多い。 フラッシングが強いカラーでは

スーキラの黒金で一本獲ったのみである。 これで岸際のマテリアルを探っていく。 前から気には

なっている、一目見ただけでもおいしそうな崩れた護岸。 ここの際はいままで何度もトレースした

ことがあるが、いまだ鯉を引っ掛けただけである。


 
  

 ゴンッ     ぐんぐんぐん・・・



 よっしゃ食った!! 護岸際でようやく食わせた!!  結構重いぞ?  水面を割ったソイツは

ビーフリーズ65SPロングビルにガップリと食らいついていた。 ネットIN!!

イメージ 1
イメージ 2

計ってみると惜しくも38cmだったが、お腹デップリのキロFISHであった。 かなり重たい。

よーし、とりあえず9時までかかったがゲーム成立。 これで精神的にはかなり楽になった。このあと

色々試すことができる。 その後もルアーローテーションを繰り返しながらもっとも魚影が濃いだろう

エリアへと入っていく。 しかし風がかなり強くなりはじめた。 上流側から下流側へと強く吹きつけ

ている。 よって上流側へのキャストはかなり厳しいものがあった。  理論的に言えば風が当たって

いる下流側のほうが状況がいいのかもしれない。  しかし、この上流側のバスのストック量はハンパ

ではないのだ。 


 リップライザー60Fは新規投入。  ここでは非常に岸際にタイトに打ち込まない限りボトムは

とらない。 SPモデルにするか悩んだ挙句、フローティングモデルを購入した。 自身の持っている

シャッドのほとんどがサスペンドだからである。 さっきの一本はボトムスレスレだったはず。ここ

では中層エリアの実績が多いようなのでリップライザーで中層一定キープで攻めてみる。 そうこう

していると対岸のバサーが釣った。 ぱっと見た感じ、WASPかベビーシャッドあたりだろうか?

だいぶ小さいシャッドで釣っていた。40cmジャストだという。



 これはこのエリアに時合いが回ってきたのだろうか? どこにでも起きることだが、誰かが釣ると

周りの人もパタパタっと続けて釣れることがある。 これはスクールが回ってきた、とかではない。

バスのスイッチが入るタイミングが周期的に起こる現象のことを言う。 なぜかこれを時合いと言う。

このチャンスはものにしなければならない。  ルアーを自信のあるOSPハイカットにチェンジ。

カラーはスーパーゴースト公魚。 このポイントのために先日ヤフオクでGETしておいたものだ。

前回O氏との釣行の際、40cmをキャッチしたのはクリア公魚。 クリア公魚よりはちょっと背中

がチャートっぽいカラーだがこれも釣れそうである。 


 プレッシャーの高いここ「R」ではハイカットのようなノンラトルシャッドが効きそうである。

いろいろな向きにひたすら投げて巻きまくる。 対岸側に投げて川の真ん中のボトムを小突いていた

時である。





  ガンッ



 ぎゅいーーーーーーーーん


 いきなり何かに当たって一気にドラグを出された。 鯉か?  強烈なファイトでぐんぐん対岸へ

と走っていく。 いや、引き的にはバスっぽいか?  手前に寄せて姿を見せたのはごっついバス!!

ジャンプさせる前にネットをくぐらせるようにしてキャッチ!!


イメージ 3
イメージ 4


 来たぜー、今回も漏れなく40UPをキャッチ!! 6戦ゲーム成立させて毎回40UPキャッチ!

なんと45cm、1450gであった。 やはりハイカット、いい仕事をしてくれるぜ!! ヤフオク

で購入しておいた甲斐があったというものだ。  このハイカット、少量出荷のようでショップでは

入荷されると即売り切れるのが続いている。  ヤフオクでも定価を下回っていれば即買いしておいた

ほうがいいのだ。  それにしてもいやー気持ちいい! まだ2月9日とは思えない結果だ。 

時刻は10時、まだまだ十分に時間はある。 ハイカットから再びビーフリーズのバンクワカサギに

カラーチェンジ。 再び車方面に戻るが、ヘラ師数名にゾーンプレスされてしまっていた。ここまで

暖かければスモラバでも食うだろうか。下流方面へと車を回し、スモラバでじっくり探る展開で探る。



 しかし、風がブチ当たっている下流方面ではスモラバでは無反応であった。 仕方ないここでも巻く

しかないな。 OSP阿修羅にチェンジ。 これなら向かい風に向かってなげてもある程度の距離は

投げることができる。 風上から風下に向かってスローに巻くのがベイトの動きに近くなるはず・・・

がしかし、ここで今日初の鯉のスレ。 鬼のように引く70クラスの鯉をかけてしまったが、無理に

力を入れてよせようとしたときに外れて阿修羅が吹っ飛んできた。 結局、今日は鯉のスレがかりは

水揚げすることはなかった。 7回釣行して初めて鯉を引き上げることがなかった。 イーコー坊主

である。 しかし、そんなことはどうでも良かった。



 ここでビーフリーズ65SPのショートリップモデル、レーザーゴーストモロコにチェンジする。

これで岸際ギリギリをスローに巻いている時であった。  ゴンッ  というバイト時特有の当たり

のあと、これまた一気に持っていく。 結構でかいか? バスっぽいファイト!! 




 バシャバシャッ  




 あ~~ 君かあ・・・   



イメージ 5

生涯5本目、52cmの雷魚であった。 コイツはビーフリーズをしっかりと食っていた。 スレ

ではなくちゃんとしたバイトである。 雷魚は実にファイトがバスに似ていると思った。 その後、

14時まで巻き倒すがバイトを得ることはなく、腰と腕の疲労的に切り上げることにした。


 内容的にはバス2本はかなり満足の内容。 しかし、単調なフィールドで単調なゲーム展開にも

さすがにそろそろ飽きがきはじめた。 そろそろスモールが動き出すだろうか。  次のゲームは

スモール狙いにしてみてもいいだろう。