痛恨の敗戦から一夜、ボートフィッシングスタートへの準備を行った。 とはいっても大した

 ことではない。 部屋に入れてあったデッキやエレキ、ライブウェルボックス等を車のトランク

 に積み込んだだけだ。  毎年冬の間はエレキセットを自宅の部屋へとしまうのだが、とにかく

 部屋が狭くなる。 なぜ自宅にしまうのかというと、車の燃費を意識してのことである。だが、

 あまり燃費は向上しなかった。 理由はタイヤだのプラグだのオイルだのいろいろあるだろうが

 あまり変わらないのであれば車にブチこみっぱなしのほうが部屋が広く使えてよいのだ。



  さて、高滝の大会の予定がアップされた。 なんと回数が3回に減っている…。 がしかし、

 日程的にはすべて第3週の日曜日。 これは仕事的にも比較的休みを取りやすい日程である。

 助かった。 そして毎年パターンを絞り切れない春の開幕戦。 今年は大きく日程が後退し、

 なんと4月18日になっている。 この時期はワカサギパターンから本湖護岸のスポーニング

 バスのパターンへと移行する時期。 おそらく3戦とも自分は護岸のスモラバ打ちに終始する

 であろう。 うまくすれば1.5kgクラスが獲れる時期だからだ。 昨年はちょうど4月半ば

 くらいから、護岸や縦ストにキロ以上のバスが着くようになった。 ミドストでもよいが、

 うまくすればフォール一発で食ってくる。 おっと… シークレットを公開してしまった…。

 

  まあ毎年状況がまったく異なるのが高滝ダム。 同じ手法が通じるとは思えない。 一昨年

 はこの時期でもワカサギパターンの大場所2箇所に集中していたし、昨年はバラけていたからだ。

 今年はどんな展開になるのか? 昨年の展開はあくまで昨年の展開。 今年はまた地形変化も

 しているからバスの動きも変わってくるであろう。 2年前や3年前の高滝ダムは、シーズンが

 進んでいってもバスの着き場は大きく2~3箇所に絞られていた。 そしてそのピンスポットの

 爆発力が強烈であり、他の場所と圧倒的な釣果の差が出た。 それゆえにポイントの奪い合いが

 すごい。 マイウォーターなる言葉が世のバサーに知れ渡る由縁となった湖でもあるからだ。

  ところが、昨年はワカサギが少なかったということもあってバスの着き場が大きく変化した。

 春のワカサギパターンの大場所A&Bはポツポツ、という程度。 意外や意外、もはや地形変化

 で釣れなくなったと言われた境橋スロープに焦点があたったのだ。 TOP50のウィニング

 エリアもここ境橋スロープだった。 一昨年の春では考えられない。  魚探を当てても何も 

 写らなかったし、誰もやっていなかったくらいだ。 そして年間を通じてバスは比較的バラけた

 ポジションになった年であった。 自分の、護岸に着くバスをスモラバで拾っていく展開に見事

 マッチした年となったのである。 一昨年だったらそれもあまり通用しなかっただろう。釣れる

 には釣れたが、大会時のプレッシャーでリミット3尾をしっかり揃えて入替えもできるだけの

 本数を釣れたとはいえない。 


  大会までにコンフィデンスの持てるパターンを確立しておかなくてはならない。 ちなみに

 今年の高滝初戦はいまのところ2月26日金曜日を予定している。天候次第だが、雨の気温一桁

 とかでなければ間違いなく出撃するつもりだ。 それまではおかっぱりでのんびりやるとしよう。