神秘のダムの水位がある程度上がってくれていたら、ワンチャン最後
にド根性釣行を秘密裏に計画していた今日の休日。 現地はまあまあ雨は
降ってはいたものの、貯水率は28%までしか回復していないので断念。
結局、平野部のフィールドへと釣行することにした。 行先は今年度は
3度目となる謎の川である。
5時30分に到着して6時には出船。
晩夏から初秋にかけての謎の川と言えば、巻物を中心にコンスタントに
二桁は釣れていたのだが、それも2020年よりも前の話である。近年は
秋でも2~3本で終わってしまうくらい魚影が薄くなってきており、仲間
達の中でも「謎の川は終わりつつある」と考えている者も多いのである。
今日のフィールド選択も、他に良く釣れる場所を選んで行くことも可能
であるが、それでも自分はこの謎の川を選択した。 35年前の中学生の頃
から慣れ親しんだこの水系の栄枯盛衰をこの目で見続けていきたいからだ。
雰囲気だけは最高の謎の川。 今日は朝から蒸し暑く、水温は28℃台。
定番のクランクとスピナーベイトで流していきながらスタートするが、
恐ろしいくらいに何もない。 いや、あまりにも多量のボラが居るために
ボラの体にラインがぷるぷると当たる感触だけはやたらとあるが、バスの
バイトはまったくない。
下流域は水に流れも出ておらず、水面には赤潮みたいな汚れが浮いて
おり、風もないのでそれも動かずに滞留しているような状態であった。
これはまだ夏っぽいパターンで攻めたほうがいいのではないか? そう
考えてエンジンに火を入れ、少しでも水の動きがありそうな最上流域に
移動してみることにした。
途中、気になる所やこの時期に実績の多かった場所だけは停まって
チェックはしたが、それでもバイトは無い。
駆け足で大仏ストレッチの先の2連橋まで到着したのが8時前くらい。
ここまで上がってくると、わずかながらカレントが効いており、水温も
26℃台まで低下した。
基本的には曇りなのだが、時折太陽が雲から姿を出す。 そうなった時に
岸にシェードができるのだが、そのシェードをメインにテキサスを撃って
みることにした。
すると…
ふと適当に護岸の切れ目にテキサスを撃つと、ラインがふわーっと
動いている…
フッキング!
すぐにかなりの重量感がガンスリンジャーに伝わり、それなりのサイズ
を掛けたことが分かった。 ただ、あまりファイトはせずにあっさりネット
でキャッチ。
まあまあデケーじゃん…
ギリ45cmってとこ? の1100g。 今のこの水系では貴重
なキロアップである。 やはり上流が答えだったか。
同様のパターンで追加を狙うべく、最上流エリアの激狭ストレッチ
で丁寧にテキサスをやっていく。
エレキを持ち上げないと進めないゾーンを越えた少し先であった。
シェードでバイト!
元気の良い30cmくらいのレギュラーサイズをキャッチ!
これは狙い通りで気分の良い2本目!
最上流の堰まで行ってみたが、何もなく折り返して下り始める。
10時を過ぎたくらいからかなり暑くなってきて、汗がダラダラ。
ふと数匹の魚のようなグループが見えたので目を凝らしてみると
なんと20cmくらいのバスが4尾ほどでウロウロしているのを発見。
そこにスモラバを投げるとあっさりとヒット!
18cmくらいのお豆ちゃんだが、これは嬉しいお豆ちゃん!
なぜなら、この時期にこのサイズが釣れてくれる、っていうのが
将来的にフィールドが継続していくかどうかを見極めるのに重要な
ファクターだからである。 他にも色々な場所で発見できればいい
のだが、今日は残念ながら上流のある一角でしか豆の村を発見する
ことはできなかった。それでも、これはこれで嬉しい収穫であった。
エントリーした方面に向かいながらクランクとスピナべ。11時
を過ぎたくらいからようやくわずかながらに風が出始めてきたので
スピナべメインで巻きながら下るが、まったくチェイスすらない。
結局、あまりの暑さと空腹で12時に撤収を開始。全身汗だくに
なりながら12時半に片付けを終えて帰路へと着く。
御当地ランチ~からのジャンボモナカ。
あまりの暑さで動画カメラもぶっこわれそうだぜ…
さてさて、晩夏の謎の川。以前よりもかなーり難しくはなっているが
それでも年内にもう1回くらい来てみてもいいかな?っていうくらいの
ポテンシャルはまだ残っているかのような印象はあった。
ということで、次戦は久しぶりにレンタルボートの予定だ。ではまた!