家でひたすら勉強して、ゴールデンウイークはあっという間に過ぎ去った。

 

 振り返れば一年前のゴールデンウイーク、まさに今のように、自分の研究に没頭して、近代建築史マップを作成したのだ。

 

 

 

 一年前に書いたブログを再び開いたら、小学生レベルの文書しか描けない昔の自分にびっくりした私だった。自分を批判するのが大好きで、世界で私に一番厳しい人は私自身に他ならないかもしれない。

 

 ある意味でそれは良いことかもしれない、この一年間着実に成長したからだ。一年前は建築に限らずありとあらゆる分野に興味を持ち、貪欲なままに知識をいっぱい吸収していた。そして、自分の限界を感じてからいろいろ反省していくうちに、一つの専門分野を突き詰めて研究することにした。その気づきに至るまで一年間かかった。

 

 大学一年生の私は、知らないことがない「神」になろうとしていたが、二年生の私は「職人」になることにした。

 

 時々自分の好奇心や知識欲を抑え、敢えて「学ばない」ように、時間をより重要なことに充てる二年生の私だった。