ちょっと回想に飽きてきたので、先日いただいた質問に、詳しくお答えしたいと思います。

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婚活をしていた時、周りから学歴は関係ないとたくさん言われていたと思います。
ー中略ー
結局のところ学歴は直接の要因ではなく、ご縁だなと思いませんか?



以前から読んでいただいている方はご存知のことと思うが、筆者は異様なほどにお相手の学歴にこだわっていた。
多くの方に、その狭い視野を広げるべきだとお叱りを受けていた。

それでも筆者、何かと理由をつけ、自分の信念を曲げなかった。

結婚した相手は大学の先輩。



筆者の結婚に、学歴は関係あったのか?
それとも、なかったのか?



結論から言うと、直接の要因ではないものの、間接的には学歴が結婚に寄与したと思う。
また、結果的に夫氏が同じ大学でよかったと思うところも多分にある。



婚活では、全く共通点のない、見知らぬ男女が出会う。

大学の同窓生、という共通点は、親近感に繋がる。
共通の知人がいれば、それもまた警戒心を和らげる一つの要素になる。

先日、“共通の趣味”は要らなかったと述べたが、大学という別の共通点があったからかもしれない。

婚活の入口においては、二人の“共通点”として、学歴がプラスに作用したといえる。





こんなこともあった。
結婚後しばらくして、夫氏側の披露宴列席者と食事をした時のこと。

彼はこんなことをおっしゃった。



「披露宴にいた人たち、ほとんど東大生なんでしょ?みんな自分より頭いいんだーと思っちゃった。」



発言者は、旧帝大卒の長身イケメン。
20代でご結婚され、公私ともに充実している。

いわば勝ち組。

このような言葉が出るとは思ってもみなかった。



たしかに、披露宴には東大卒の人間が多く列席した。
しかし、知能テストをするわけでも、クイズ大会をするわけでもない。

列席者の学歴を気にする必要があるだろうか。



夫氏が席を外した際、話題が見つからなかったのかもしれない。
ただの冗談かもしれない。

しかし、全く気に留めていなければ、このような発言はなかったはず。
学歴社会を生き抜いてきた方の、自然な発想なのかもしれない。



もしも、自分の伴侶が、披露宴で同じ思いを抱いていたら…

そう考えたとき、筆者は心の底から、夫氏が同じ大学でよかったと思った。



結婚は、当人同士だけの問題にはとどまらない。
家族、友人との関係も必ずついてくる。

その中で、疎外感や劣等感を感じるようであれば、やはり健全ではない。



ゆえに、学歴は婚活において無視できない要素である。
言うなれば、学歴も“ご縁”に含まれる。

これが筆者の得た答えである。