いわゆる“ハイスペック”の男性たちは、女性から数多くのお見合いの打診を受ける。
もちろん、おばさまからの毎月の紹介案件もある。
数多の女性を書類選考でふるいにかけ、実際にお見合いする相手を選ばねばならない。
では、その選考プロセスは一体、どのようなものなのだろうか。
これについて、前回の記事に登場したC氏に話を聞くことができた。
興味深いものだったので、紹介したい。
まず、C氏のスペックを簡単に。
東京大学卒業後、メーカーに就職。
その後、外資系コンサルに転職。
父・兄も東大卒。(初回お見合い時の話題はほとんど父と兄の自慢だった)
年齢は筆者の一つ下。
身長は170cm弱。
C氏は、多くの女性から申込みを受けているそうだ。
スケジュール、お見合いの料金(1万円/回)を考慮し、書類選考で効率的にスクリーニングしているとのこと。
筆者「大変ですね。どうやって実際に会う人決めるんですか?」
C氏「まずは、顔ですね。」
筆者「やっぱりルックスですかー。」
C氏「そうですよ笑。あられさんは、ほんとにきれいな人だと思いました。会社で開けたんですけど、隣に座ってる上司もそう言ってましたよ!」
同じ東大だから、あるいは賢い女性が好きだから、じゃないんですか。
まぁ、写真は盛っておいて損はないってことですね。
一つ気になるのは、相談所からの封書って会社で開けるものですか?
お見合い相手の写真、上司に見せる?
その感覚まったく理解できないのですが…
今は突っ込まずにおこう。
筆者「そんなそんな、写真盛ってますからね笑。顔の次は、何を見るんですか??」
C氏「疑問を抱かずに、プロフィール読み通せるかどうかです。」
筆者「どういうことですか?」
C氏「例えば、聞いたことのない大学だと、『え?なんでその大学行ったの?』と疑問に思ってしまうし、年収200万だと『それしかもらえないってどんな仕事?』と疑問に思っちゃうじゃないですか。」
C氏「そういう疑問なく、さーっと読めたらそれでOKです。」
なるほど。
シンプルながら、とても分かりやすい。
「普通の人と結婚したい」
筆者はそう思いながら婚活を続けてきた。
C氏の書類選考のプロセスは、これに即したものだと感じた。
疑問を抱かない。
すなわち、その人の“普通”あるいは“常識”から逸脱しないということ。
他の男性がどのように書類選考しているかはわからないが、示唆に富んだ一例だったと思う。
これは男性に共通なものかもしれない。