結婚相談所に入所して4ヶ月、在籍期間の三分の一が経過した。

 

サラリーマン部門とWeb部門は細々と活動している。

しかし、医師部門は未だ一度も面接に至らない。

 

そこで、担当のおばさまに相談のメールを差し上げた。

 

 

 

筆者「現状を打破すべく何か対策を講じたく思います。到底話にならないブスということであれば諦めますが、できる努力をしたいです。助言をいただけますでしょうか。」

 

おばさま「お相手のご条件等についてご来社いただきご相談させていただけますでしょうか。」

 

 

 

筆者は、自身に問題があるならば、それを改善したいと思っている。

それゆえ、どう変えればよいか問う。

しかし、助言は得られない。

 

これが初めてではない。

おばさまはいつも「貴女はそのままでいい」とおっしゃる。

 

変えるべきは“条件”。

 

 

 

友人にも同様のことを言われた。

 

友人「チャレンジ校や本命校ばかりじゃなくて、滑り止めも受けたら?」

 

人気の層ばかり狙わずに、確実な層に狙いを下げるべきという助言。

 

 

 

しかし、筆者にはこの論理が理解できない。

 

条件を下方修正すれば、筆者の需要がある。

 

果たしてそうだろうか。

 

 

 

男性はみな、優しくて家庭的な、若くてかわいい女性を求める。

引く手数多の30代医師たちも例に漏れない。

 

では、少々条件の劣る方々はどうだろうか。

 

例えば、身長低め、頭髪薄め、偏差値低め、バツイチ、40過ぎの医師なら、理屈っぽくて生活感のない、年増で顔くどめの東大女子を求めるのだろうか。

 

 

 

そんなはずはない。

到底同意できない。

 

何せ、身分不相応にも相手に高いものを求める、悪条件の女性がここにいるのだから。

 

 

 

相手に求める条件は普遍的。

みな、身の程をわきまえずに、条件を掲げる。

 

過去の投稿でも似たようなお話をしたが、母集団が変わろうとも、需要の傾向は変わらないのだ。

 

 

 

学力偏差値の低い男性と顔面偏差値の低い女性の成婚率が高い

身長の低い男性と学力偏差値の高い女性の成婚率が高い

 

そんな統計があれば、喜んで条件を下方修正する。

しかし、きっとそんな相関は存在しない。

 

 

 

根拠のない仮説を信じるよりも、自身を変える方が確実。

直せるところは直せばいい。

 

本人にその気概があれども、おばさまはそれを制する。

 

 

 

おばさま「例えば、身長の部分で少し条件を緩和いただければ、ご紹介できる方も増えると思います。」

 

ほぉ。

条件を緩和すれば、月2名のはずの紹介案件が、3名や4名に増えるのか。

 

筆者「実際に紹介いただける人数は決まっていると思いますよ。」

 

 

 

おばさまの言葉は、根拠どころか論理を欠いていた。

 

 

 

 

 

 

(注)医師部門で設定している条件

・年齢:+10歳上まで(39歳以下が理想)
・婚歴:初婚のみ
・地域:関東・北関東・静岡
・身長:168cm以上(170cm以上が理想)
・お相手のお父様:大卒・お母様:短大卒

 

医師・歯科医師という条件のみで、学歴は指定できない。

おばさまの選んだ候補が毎月2名送付される。