合コン的同窓会から1週間後、デートをした。

といってもお相手は独身女性のT子。
 
先日の再会時に盛り上がり、映画を観に行くことになった。
映画鑑賞後の食事の話題は、否応無しに婚活事情。
 
 
 
T子は、表向きはふわっとした不思議ちゃんだが、どこか達観している。
物事の捉え方に似たところがあり、こじらせ方も共通。
 
 
 
結婚の動機は、リスク分散。
 
健康なときは一人でも構わない。
必要なのは、自分が故障したときの身体的、経済的リスクへの備え。
兄弟に迷惑をかけるわけにはいかない。
 
 
 
理想の結婚相手は、親友。
 
色恋が苦手なわれわれには、惚れた腫れたに一喜一憂する女性たちが理解できない。

男性から懇願されてお付き合いするも、面倒になって長続きしないというスタイルも共通。

可能ならば、色恋沙汰なしに、互いの理解者、支援者として、親友と婚姻を結ぶのが理想と考えている。

 

 

 

そうは問屋が卸さないため、われわれは未だ独身である。

 

 

 

筆者「この間の3人だったら誰がいい?」

 

T子「正直、誰でもいい。だって、別に惚れた腫れたとかないし。」

 

筆者「まぁ、そうだよね。でも、みんないい人たちだったね。」

 

T子「やっぱり高校の友達はいいよね!」

 

 

 

恋愛という視点を持たない女性二人で合意した、高校の同級生の利点は以下。

 

 

1. 家庭環境が似ている

 

進学校の部類であったため、教育に対する意識の高い家庭の者が多い。

ある程度、育った家庭環境は似通っていると考えられる。

 

とはいえ、Sくんは、ししおどしが迎える、都内一等地のビルにお住まいの伝説的なお方。

同類と呼ぶには畏れ多い方がいるのもまた事実である。

 

 

2. 学歴の心配は不要

 

学年の2割程度が東大に進学するため、東大が普通。

女性が東大だろうが誰も気にしない。

 

「東大なんですよね?優秀なんですねー。」

の茶番に飽き飽きした筆者にとって、これは本当に心地よい。

 

先日の合コン的同窓会は、男女6名のうち、5名が東京大学大学院修了、1名が東京大学卒業であった。

 

 

3. 人柄もお墨付き

 

高校は、お勉強は二の次の、自由で主体性を重んじる校風であった。

 

それゆえ、人間力の高い方が多いと思っている。

おごった人間や、コミュニケーションの下手な人間も少ない。

 

完全に身内びいきだが。

 

 

 

というわけで、高校の同級生なら誰でもいい筆者らは、Sくんたちと再び食事に行くことにした。

男性は3名から2名に選抜し、計4名。

 

 

 

32歳、グループ交際始めます。