今回は、筆者のそもそもの容姿、素材について検証する。
(筆者の容姿に興味のない方は読み飛ばしてください)
まず、19人目:ラテン系メーカーエンジニア ―主観と客観―でも考察した筆者の顔立ち。
基本は、骨格しっかり目の男顔である。
額が広く、面長。
これが最大の悩み。
肌の色は暗めのオークル系。
肌の黒いは七難見せる。
目元は厚ぼったい奥二重。
やや三白眼のため、上目使いをしたつもりが、なに睨んでるの?
メイクは、顔という立体構造物に陰影や線を加えることで、錯視の効果を与える作業と理解している。
筆者のメイクのコンセプトは、長い顔を短く錯覚させる水平強調と、骨格のもつ立体感の補正。
昔は輸入品一辺倒だった色物は、最近もっぱらADDICTION。
浅黒い肌色にあったスモーキーな色を好む。
リップメイクが苦手。
ヘアスタイルは、前髪なしワンレンの重ためロブ。
高めの位置からパーマをかけ、10トーン程度のカラーを施している。
ショート、ウルフ、ロング、ボブ、ぱっつん前髪、斜め前髪、あらゆるスタイルを経て行き着いた、筆者の顔立ちに適正な額縁。
曲線の額縁で囲うことで、キリリとした顔立ちを和らげる。
参照はイギリス人モデルのAlexa Chung。
そうして完成した筆者の容姿は、LiLiCoさん似だという。
まったく自覚はなかったが、筆者を知らぬ第三者が言うのだから、似ているのもしれない。
さて、この容姿、どこをどう改善すべきだろうか?
清楚な黒髪ロング、斜め前髪にすればよいのだろうか?
モテ系ピンクメイクを施せばよいのだろうか?
石原さとみのゆるふわを目指せばよいのだろうか?
しかし、容姿を測る軸は、“モテる”か“モテない”かだけではない。
“似合う”か、“似合わない”か。
もう一つの軸が存在するはずである。
筆者は、似合うことに重きを置いた結果、“似合う”けれど“モテない”状態にある。
ここから、モテアイテムを投入するとどうなるか。
例えば、筆者の猫っ毛では、重みに耐えられずロングヘアはぺったんこ。
黒い髪は鋭い目を強調させ、より強そうな印象を与える。
奥二重のまぶたにピンクを載せれば“ものもらい”ですか?
一般的に“モテる”はずのアイテムは、たちまち筆者を不細工へと導く。
“似合わない”けれど“モテる”という状態は存在しないのだ。
取り組むべきは、“似合う“状態を維持したまま、“モテる”状態に移行すること。
つべこべ言ってないで努力しろ。
だからモテないんだよ。
ひとまず、一つずつ非モテ要素を減らしていくしかない。
角を丸く。
直線を曲線に。
強い色味を淡い色味に。