皆さま。

たくさんの応援コメントやいいね!ありがとうございました。

こんなにも多くの方に支えられていたことを知り、大変うれしく思います。

コメントは全てスクリーンショットして大事に保存しました!笑

お一人お一人にご挨拶できず申し訳ありません。

 

権力に屈することなく、精進してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

さてさて、本日も炎上覚悟で参ります。

 

 

 

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Aさんは、お嬢様育ちで賢い。

流暢な英語と人当たりのよさで、老若男女、国籍問わず愛される。

 

しかし、婚活に関しては苦戦を強いられていた。

婚活カウンセラーに教えを乞うたこともあるという。

 

苦心の末、あそこまで視野を広げたとも言える。

 

 

 

今日は、そんなAさんと筆者の共通する点を考察する。

 

 

 

①贅沢な前提条件

 

Aさん「もうここまでくると、誰でもいいからもらってくれって思ってた。」

筆者「あー、わかります。わたしも人のカタチしてれば誰でもいいです。」

 

Aさん「ほんとそれ!でも贅沢、高望みって言われるの。」

Aさん「“自分より背が高い人”って言ってるだけなのに。“人のカタチ”でいいって言ってるのと同じでしょ。」

 

 

 

主食はブロッコリー、主菜は赤身肉の徹底した糖質制限により、スレンダーな体型を維持するAさんの身長は171cm。

 

“自分より背が高い”という条件はすなわち、身長175cm以上、女性に大人気の高身長層を意味する。

 

 

 

Aさん「Bちゃんみたいな人がいるからいけないのよ!そういうのは、わたしに譲ってくれないと!」

Bさん「うん、まぁ。えーっと。」

 

身長160cm弱のBさんの夫は185cmはあろうかという長身。

  

Aさん「あられちゃんの学歴だっておんなじだよ。“自分と同程度の知的レベル”って普通のことだよ。」

 

 

 

筆者は、目の前の霧が晴れていくような気がした。

 

 

 

結婚相談所に提示した条件について、読者の皆さま、友人から、たくさんの意見をいただいた。

 

学歴にこだわりすぎだ。

学歴だけで結婚相手を選ぶのか。

 

そう言われることに違和感を持っていた。

 

 

 

 “自分と同程度の知的レベル”

それは、筆者にとって“人のカタチ”としての前提条件に過ぎないのだ。

 

学歴で上から順に並べて、相手を選ぶわけではない。

“自分より背が高い人”を望むAさんが、身長の高い順に相手を選ぶわけではないのと同じように。

 

Aさんの言葉はそんな気づきを与えてくれた。

 

 

 

では、果たして“高望み”や“贅沢”なのだろうか。

 

身長171cmの女性が自分よりも背の高い男性を望むことが。

東京大学大学院卒の女性が旧帝大、都内国立卒程度の男性を望むことが。

 

 

 

身長150cm台半ばの女性は、身長180cmの男性を望むことが許され、

偏差値50程度の大学を出た女性は、東大男性を望むことが許される。

 

そして、大きい夫の介護ができないと嘆き、馬鹿にされればモラハラだと騒ぐ。

 

これこそが、傲慢な“高望み”、分不相応な“贅沢”ではないか。

 

 

 

女性としての価値の低いわれわれには、同等スペックを望む権利などない。

それが答えかもしれないが。

 

 

 

②長所とコンプレックス

 

身長159cmの筆者からすれば、どんな服でも着こなせる長身のAさんがうらやましい。

しかし、彼女はその身長を肯定的にはとらえていない。

コンプレックスと言えるかもしれない。

 

筆者は、Aさんの元彼にもお会いしたことがある。

かなり強烈なキャラクターで、容姿もいまいち。

 

しかし、彼女が一番納得できなかったのは、彼の身長だった。

身長を理由にお別れし、結婚した後輩君は177cm。

 

 

 

おそらく元彼は、Aさんのコンプレックスを助長する存在だった。

背の低い男性が隣にいることで、彼女はより強く自身の身長を意識しなければならない。

筆者がお会いしたときは、職場では見たことのないフラットシューズを履いていた。

ずっと自分の身長を攻め続けていたのだろう。

 

しかし、背の高い男性が隣にいれば、彼女は身長を気にする必要がない。

その身長を肯定される。

コンプレックスから解放されるのだ。

 

Aさんは、身長177cmの方と結婚できたことを心から喜んでいた。

 

 

 

かたや筆者のコンプレックスは学歴である。

 

世の中には、少なからず東大に対する偏見がある。

見下されている、という被害者意識を持つ人間も多い。

些細な言動にも「だから東大生は―」と詰られる。

 

こんなに窮屈なら、東大になど行かなければよかった。

そう思って生きている。

 

 

 

自分より劣る学歴の男性の前では、見下した印象を与えないよう、細心の注意を払わねばならない。

「さすがトウダイだね」と言われたら最後。

筆者は、自分の存在を責め続ける。

 

そのコンプレックスから解放されるために、自分と同等以上の学歴の男性を求めているのかもしれない。

「さすがトウダイだね」と言われないために。

 

 

 

他者から見れば、長所にも映る特徴は、本人にとってコンプレックスにもなり得る。

そして、これからの人生において、そのコンプレックスを左右するのは、伴侶。

 

長い人生。

心を軽くしてくれる伴侶がいいに決まっている。

 

Aさんの結婚は、そんなことも考えさせてくれた。