門松めでたく年が明けました門松
 
実家で婚活とは無縁のほのぼの正月を過ごす筆者。
そんなほのぼの脳に激震をもたらしたのは、同僚の元旦入籍の知らせであった。
 
 
 
筆者の2つ年上、34歳の彼女は、かつて筆者にアプリの手ほどきをしてくださったお方。
全盛期には、ランチ、お茶、ディナーと3つの時間枠で面接を重ねていた。
お相手の年齢も24〜48歳と幅広く。

 

結局、1年ほど前からお付き合いを始めたのは、アプリではなく現実世界で出会った同業他社の男性。

幸せの絶頂といった様子で、お酒の席では常に惚気を披露していた。

 

そんな彼女がこのたび入籍されたという。

お相手はもちろん…

 

 

 

!?!?!?!?!?

 

 

 

違う。

その彼ではない。

お相手は、入社3年目のうら若き同僚男性であった。

 

 

 

情報のアップデートを怠っていたが、少なくとも夏頃までは従前の彼と順調だったはず。

 

その後、数か月で別人とのスピード婚。

しかも相手は入社3年目。

推定年齢27歳。

実に7歳の年齢差である。

 

 

 

離れ業。

 

半年の間に、相手を替え、さらには外堀を埋め7歳の年の差を覆した。

その離れ業もとい偉業に愕然とする。

 

そして、劣等感が押し寄せる。

彼女の芸当のたった一つも筆者には真似できない。

 

 

 

彼女と話していて強く感じるのは、視野の広さ。

年齢に限らず、学歴も、容姿も、こだわらない。

男性とあれば、全員対象になりうるのではないかと思うほど、視野が広い。

 

「わたしは絶対に自分からはいかない。」

「より多くの種をまいて、水をあげ、芽が出るのを待つの。来るものは拒まない。」

 

多くの男性とデートし、思わせぶりな態度は提供するが、決定的な好意の表明は男性に委ねる。

それが、彼女の戦い方であった。

 

そして、戦いの末、会社を揺るがす大どんでん返しを起こしたのだ。

 

 

 

彼女に学ぶべきところは多々ある。

 

しかし、そもそも筆者とは資質が異なる。

到底真似することなどできない。

 

 

 

そこで、決意した。

結婚相談所への入会を。

 

 

 

実は、鳴かず飛ばずの筆者を見かねた両親から、かねてより打診されていたのだ。

 

「費用は負担するから、きちんとした結婚相談所に入りなさい。」

 

 

 

以前、某財閥福利厚生の結婚相談所に煮え湯を飲まされた筆者は、結婚相談所には食指が動かずにいた。

アプリで必死に取り組むも成果なし。

時間とともに自身の市場価値が指数関数的に下落していることも承知している。

 

さらには、師と仰ぐ同僚の結婚。

 

 

 

そして、筆者は意を決したのだ。

新年だもの。

 

2018年、新たなステージが幕を開ける。

戦いの場は結婚相談所へと。