※※※コメントいただいた方々ありがとうございます!説明が足りなかったと思いますので補足させてください。※※※
果たして、筆者が“変わった外科医さん”としてお会いしていた方と、Facebookの主、耳鼻科医は同一人物なのか。
筆者のとった検証方法を以下に示す。
ここでは、ファーストネームを“名前”、ファミリーネームを“名字”、フルネームを“氏名”として表記する。
筆者が知らされていたのはカタカナ表記の名前1。
そして、合コンで名字を聞いた。
これも聞いただけなので、カタカナ表記。
まず、名前1+名字をローマ字でFacebookの検索にかけた。
出身地、写真などからアカウントを推定。
氏名1の漢字表記を得た。
次に、活動エリアや診療科といった数少ない手掛かりと漢字表記の氏名1でGoogle検索。
そして、行き着いたのは名字+名前2=氏名2の示された病院のWEBサイト。
留学の情報を除けば、伝えられていたS氏の経歴に凡そ等しい。
入学した国立大学、前職の勤務地、年頃。
さらに見ていくと、医局スタッフの写真。
そこにはS氏と思しき、いやS氏に間違いないお方が。
ゆえに氏名1=氏名2の同一人物である、という解を得たのだ。
名前1と名前2の使い分けの意図はわからないが、名前1は生まれた土地の名前、名前2は日本で得た名前と考えるのが自然かもしれない。
ちなみに、S氏は名字が比較的珍しいものだった。
だからこそ、名前1で検索しても名前2に行き着くことができたのだと思う。
一般的な名字ならこれは難しい。
不幸中の幸いと言えよう。
友人だろうが、恋仲だろうが、継続的に人間関係を築こうと思えば、いずれは明らかになる事実。
何故、敢えて半年間偽っていたのか。
あるいは、人間関係を構築するつもりはなかったのかもしれない。
それなのに何故、連絡をとり続けたのか。
筆者にはいずれも理解できない。
S氏の嘘は経歴だけではない。
前編で伏線を張りながらすっかり、触れるのを失念したワインのくだり。
S氏の話では、名のあるものから安いものまで一通りワインはご存知のはず。
しかし、トカイを知らなかった。
ワインをさほど知らない筆者でも知っている貴腐ワインの産地、ハンガリー・トカイを。
クラフトビールしかり。
クラフトビール愛好家を語りつつ、日本一有名とも言えるブリュワリーのビールを召し上がったことがないと仰せる。
おそらくこちらもはったりなのだろう。
読者の皆さまのコメントにもあったが、そこに見え隠れするのは、S氏の劣等感。
過剰なまでのS氏の虚勢もとい虚言は、おそらく生い立ちに起因する。
帰路、友人との会話。
友人「あの人なんか当たり強かったねー。無駄に海外経験ひけらかしてたし。」
筆者「やっぱりそう思う?ハーフってことで過去に嫌な思いしたんじゃないかと思うんだよね。」
友人「そうかもね。そう言われるとちょっと納得。そんなのうちの高校ならだれも気にしないのにね。」
筆者「結構田舎の高校みたいだから特殊に扱われたんじゃないかなー。環境って大事。」
筆者の通っていた高校は、学年の半数近くが帰国子女。外国人もクラスに複数人在籍する。
ハーフごとき、なんてことなかった。
しかし、おそらくS氏は違う環境で青春を過ごした。
ハーフや外国生まれが珍しかったのかもしれない。
そして、S氏は身を守るために、嘘の鎧を纏ったのだろう。
やがて、その鎧にがんじがらめにされた。
環境が違えば、違う人生が待っていたかもしれない。
鎧を脱ぎ、自由に、幸せに、生きられたかもしれない。
そう思うと胸が痛む。
最後通告として、診療科を問うてみた。
筆者「そういえば、Sさんて何科の先生なんですか(・ω・)?前にも聞いてたらごめんなさい!笑」
結果。
既読スルー。
さようなら、外科医さん改め耳鼻科医さん。