食べ物紀行(駅弁)


 茨城県は水戸市の「しまだフーズ有限会社」製「奥久慈しゃもべん」1150円(込)を食べる。
 “しゃも”と云われても、鶏と何が違うのかわからない。福島県の川俣町もそうだったのだが、シャモを名産にしようと頑張っている町村を目にするが、拙者にはシャモと鶏の区別がつかん。
 奥久慈と云えば水郡線。茨城県水戸市から福島県郡山駅までをつなぐ鉄道だが、一日往復六本くらいしか通っていなかったような気がする。完全な通学列車。乗ろう乗ろうと思って早数十年。未だ乗った事なし。郡山駅で列車は良く見送るんだけどね。奥久慈と云えば袋田の滝。未だ見た事ないけどね。
 だって茨城県ってガルパンの聖地とかファントム無頼の聖地百里基地くらいしか用事が無いんだもの。水戸駅から小山駅まで出て新幹線に乗って郡山へ行った方が便利だし早いんだよね。
 茨城県の話ではなく、駅弁の話。茨城県の弁当ってホームランは無いけれども、今まで外れを食べた事が無い。手堅く美味しいイメージがある。
 奥久慈しゃもべんも主役は“ネギ”だろう。ここで“ネギ”かよ、と思うか、“ネギ”か!と感じる事が出来るかで世界が二分するような気がする。