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 面白いっス。
 ただ私の感じている面白さは原作を読んでいるからかもしれません。内容が意外と込み入って描かれており、ラストに良い意味でかなり映画オリジナル・ストーリーを挿入していて、後編がマンガと違う展開への期待が膨らみました。それと今回はあくまで前編ですから起承転結で言えば起承の部分でしかなく、風呂敷を思いっきり広げて後編を見てねと、後編への序章もしくは広告とも考えられます。
 音楽が川井憲次だったとは、エンディングテロップを見るまで気がつきませんでした。先輩押井守と同じく川井憲次を起用するとは、いったい何があったのか。あずみ2の失敗が尾を引いているのでしょうか。
 役者陣もまた巧い。鹿賀のお父さんを主人公にして描いて欲しいほどかっこいい。警察庁長官津川雅彦が出てきたときには、暗闇警視か!と思いましたがあっちは長門でしたね。どの役もマンガのイメージを壊すことなく、それでいて役者自身の巧さがあって観ていてとても楽しくなります。中村獅童は声だけでなくて特殊メイクか、いっそ素顔で出ても良いんじゃないのかとも思えます。違和感は無いのではないでしょうか。主人公ライトはもう少し線が細い方がよかったような。いや藤原竜也で役者的には全然OKなんですが、頬をもう少し痩けさせると私のイメージ通りになるような気がしました。
 映像的に派手なアクションがあるわけではないんですが、落ち着いた演出と巧い役者の演技により(チンピラ達はもうちょっと頑張)画面が緊張して120分を超えているとは思えなかったし、終わりになったとき続きが観たいと思いました。ビデオで見ようなんて思わず、是非映画館に足を運ぶことをオススメします。。

解説: 「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートするやいなや、衝撃的なストーリーが話題となった大人気コミックを実写映画化。書き込んだ名前の人間に死をもたらすことができる不思議なノート“デスノート”を所有する夜神月(ヤガミライト)の暗躍が描かれる。監督は『あずみ2 Death or Love』の金子修介。主人公・夜神月を『バトル・ロワイアル』の藤原竜也が演じる。緊迫した展開が終始続く、サスペンスフルな世界観が見どころ。
ストーリー: 「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」と記されたノートを拾った夜神月(藤原竜也)は、興味本位で他人の名前をノートに書き込んでしまう。その名前の人間の死を目の当たりにし、最初は恐怖を覚えた月だったが、やがて理想的な世の中を作るべく凶悪犯たちの名前を次々とノートに書き始める。(FLiX)
製作年度 2006年
製作国・地域 日本
上映時間 126分
監督 金子修介
製作総指揮 -
原作 大場つぐみ 、小畑健
脚本 大石哲也
音楽 川井憲次
出演もしくは声の出演 藤原竜也 、松山ケンイチ 、瀬戸朝香 、香椎由宇 、細川茂樹