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 エンディング・テロップが流れ出しても誰一人として立ち上がらず、会場内が点灯するまるで今まで息を止めていたような一斉に吐き出すどよめきがありました。
 これぞ劇場の楽しみです。いい映画を見た後の楽しい気持ちの共有感がさらに映画の面白さを倍加させてくれます。
 
 一作目が面白かったので二作目を期待していました。もともと人命救助という感動を呼び易いシチュエーションに努力・友情・勝利プラス恋愛なだけに映画の王道です。二作目はTV番組として放送された内容を踏まえ時任三郎等も出演していますが、残念なことに私はTV版を見ていないので詳しい人間関係を理解するにはいたりませんでした。ですが、見ていなくとも充分内容は楽しめると思います。

 内容の話までするとネタバレになってしまうので、私としてはとても残念ですが、書きません。でも気になってしまった点を二つだけ。物語の進行上しかたがなかったのかもしれませんが、地方であっても海上保安庁中枢センターにヒロインの加藤あいが何故簡単に入り込めたのか。私ですら演出の方法は何通りも浮かんでくるのだからプロが考え付かないわけがないでしょう。それとラストのストレッチャーを運搬中の救助隊員が、いくら患者の要請とは言え患者をほったらかしにして周辺からいなくなっちゃうわけないじゃん。細かいことなのですが、演出にもう一捻りあっても良かったのではないかと思うしだい。

 私は感動して泣きました。周りにも泣きながら喜んでいる人(女性が大半ですが)を見かけました。音楽とカメラワークがあざとく場を盛り上げようと見え見えでも、やっぱり生き様を描く映画は良いと思います。

以下yahooより引用
解説: 人命救助のエキスパートである潜水士を目指す若者の友情や挫折、恋愛をさわやかに活写した青春ドラマの続編。監督の羽住英一郎、主演の伊藤英明、加藤あいをはじめ、前作のスタッフ&キャストが再結集。乗員・乗客620名を乗せたまま座礁した大型フェリーを舞台に、史上最大の海難事故の救助に挑む若き精鋭たちの活躍を描く。再び実現した海上保安庁の全面協力の下、圧倒的なスケールで繰り広げられるスリリングな救出劇が見ものだ。
ストーリー: 潜水士として成長した仙崎(伊藤英明)は、鹿児島・第十管区で吉岡(佐藤隆太)たちと任務に就いていたが、ある日、鹿児島沖3キロで乗員・乗客620名を乗せた大型フェリー船座礁の一報を受ける。船内に積まれた車に引火すれば未曾有の大惨事は免れないが、その船には、仙崎の恋人である環菜(加藤あい)も偶然乗り合わせていた。(FLiX)
製作年度 2005年
製作国・地域 日本
上映時間 117分
監督 羽住英一郎
製作総指揮 亀山千広
原作 佐藤秀峰
脚本 福田靖
音楽 佐藤直紀
出演もしくは声の出演 伊藤英明 、加藤あい 、佐藤隆太 、大塚寧々 、吹越満