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 国家権力奪取を狙う悪の組織に生体改造を受け超人的身体能力を獲得した実験体「Ⅴ」号は、研究所内の事故とともに逃亡。研究所の事故の時に負った焼けどの後を隠す為仮面をつけ、、二十年後国家を統制するようになった組織幹部達に復讐を開始するのであった。
 さて、どこかで聞いたような話ではありませんか?
 私はVフォー・ヴェンデッタの原作コミックスを読んだことが無いので、原作との違い等はわかりませんが、この映画を見終わった時の感想は、
これぞ私が観たかった「仮面ライダー」のリメイクだ、
と。
 かなり政治的メッセージの強い話です。そのせいか興行的に伸び悩んでいるようですが、これぞ大人の変身ヒーローアクションエンタテイメントではないでしょうか。
 
 これから映画を観る方は、できれば事前知識無しに観て欲しいのですが、いい映画を観るとどうしても語りたくなるのでネタバレに近く書きます。

 ナタリー・ポートマンはⅤが国家権力に挑むようになった過程の追体験を観客にさせる為の役柄でした。そしてⅤ自身が過去を振り返ることによって新たな自分を獲得していく過程でもあります。またナタリー・ポートマンと最後に出会うことになる警察官の警視がⅤと国家権力を奪取した組織の関係を観客に開示していく役柄で、体制側と被抑圧側の二つの視点から映画が進行していくためかなり難解な展開になっています。
 映画の中に描写されていませんが、Ⅴは孤高のテロリストではなく、明らかに反体制の巨大な組織が存在しⅤのバックアップをしている立花藤兵衛とライダー少年隊を読み取れます。かなり練りこまれた脚本です。
 セリフや画面の情報量が多く、字幕だと筋を追うだけで精一杯でした。DVDが出たら繰り返して観るか、日本語版で聞いてみようと思っています。

以下yahooより引用
解説: 第3次世界大戦後のイギリスを舞台に、孤高のテロリスト“V”が国家に立ち向かう近未来スリラー。『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が製作と脚本を手掛ける。『マトリックス』のエージェント・スミスことヒューゴ・ウィービングが仮面をつけた謎の男“V”を演じ、“V”に協力するヒロインを『クローサー』のナタリー・ポートマンが演じる。過激で政治色の強いストーリー展開が異色のアクションエンターテインメント。
ストーリー: 第3次世界大戦後、ファシズム国家と化したイギリスで、夜の街で秘密警察に捕まったイヴィー(ナタリー・ポートマン)は、仮面の男“V”(ヒューゴ・ウィービング)に救われる。国を憎み、恐怖政治を憂う“V”は、国民を暴君の手から解放する野望をイヴィーに打ち明けるが……。(FLiX)
製作年度 2005年
製作国・地域 イギリス/ドイツ
上映時間 132分
監督 ジェームズ・マクティーグ
製作総指揮 ベンジャミン・ウェイスブレン
原作 -
脚本 アンディ・ウォシャウスキー 、ラリー・ウォシャウスキー
音楽 ダリオ・マリアネッリ
出演もしくは声の出演 ナタリー・ポートマン 、ヒューゴ・ウィーヴィング 、スティーヴン・レイ 、スティーヴン・フライ 、ジョン・ハート