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監督・脚本・製作:粟津順 発売元:コスミック・ウェーブ 2005年 本編約25分
 朝日新聞(2005年11月3日木曜日12版N24面)等にも紹介されていた自主制作によるCG映像。
 主眼は昭和30年代から40年代に製作された円谷特撮怪獣映画の再現。
 とても上手に再現されています。特典の監督インタヴューに一人で作れるからCGを選んだと語っていますが、ここまで実写風にこだわるなら全編CGでなくても良いのでは?と考えてしまうのは監督の意図を読み取っていないからなんでしょうね。それとも私が古い思考しか出来ない(映画は人を集めて作るものと刷り込まれている)からでしょうか。やはり全編CGによって昭和特撮のパロディを描いた「デンキネコ日本列島改造計画」(2001)は資力不足を逆手にとりCGでなければ意味がない演出をしていたのですが(ストーリーは妖星ゴラスのパロ)。
 怪獣特撮に興味をもつ方には、是がひとも見ていただきたい一品です。
 今後単なるパロディでなく、樋口シンジのようにどこまでオリジナルを出せるようになるかが勝負所と見ました。
 「新海誠」や「ロマのフ比嘉」を含め新たな才能、新たな技術、20世紀とは異なる新たな時代の台頭を感じます。

以下yahooより引用
 実写映像を一切使用せず、すべてをCGだけでつくり上げた異色の怪獣特撮映画。若手映像クリエイターの粟津順監督が、音楽と声優以外のすべてを一人で手掛けた渾身作。昭和百年(西暦2025年)、火星から帰還してきた宇宙貨物船が日本に墜落、積載されていた怪獣ネガドンが目を覚ましてしまう。人類の危機を前に、ロボット工学の権威・楢崎龍一が、亡き娘との約束を果たすため立ち上がる。
製作年度 2005年
製作国・地域 日本
上映時間 25分
監督 粟津順
製作総指揮 -
原作 粟津順
脚本 粟津順
音楽 寺沢新吾
出演もしくは声の出演 清水大 、笹原琢磨 、湯本あかね 、貴志昌文