「妖怪大戦争」の試写会に誘われて中野サンプラザに行って来ました。
試写に先駆けて第十回世界妖怪会議と称される京極夏彦、荒俣宏、宮部みゆき、水木しげる、多田克己、三池崇史等によるトークショーがありました。私にとってメインデッシュはこちら!という感じです。
当然京極夏彦の単行本は全部買っています。テレビも確認できる限りチェックしていますが、ライブで京極夏彦を見るのは初めてでした。
私の座った席は前から四列目左翼端よりです。
京極夏彦も荒俣宏もTVや舞台をこなしているせいか、トークが上手いですな。
そして話が盛り上がっている最中に、あの千葉地震がありました。
京極夏彦の「これは演出ではありません。」に場内爆笑。
気が緩んだところに三池監督が、
「みなさん、落ち着いて。」と語り、逆に現実を示され場内の空気が凍り付いてしまいました。
大体映画にまつわる話と水木しげるの昔話で小一時間、とても楽しい時間でした。
小豆の話を聞いてからでないと映画の面白さが半減してしまうのではないでしょうか。

さて、映画の方。
妖怪大戦争についてはチョット前置きが必要でして。
このブログの一言メッセージにコミケ受かりましたと書いてありますが、私は某大学映画サークルOBが卒業後十年経っても集まって映画を作ってコミケでDVDやVHSを配布しています。妖怪大戦争のエキストラ募集を眼にした私はサークルメンバーに情報を流したところ二人名乗りを上げました。私は仕事の都合上参加できなかったのですが、一人は皆勤でエキストラに参加したそうです。そのかいあって顔が一瞬映り(徳利妖怪が空を飛ぶ瞬間後ろに移る禿頭で素顔の妖怪、私も劇中で確認)かつエンディング・テロップに名前が載るという快挙をなさしめました。他人事ながら、知り合いがそんなことになるととても嬉しく思います。
そんなわけで本編の話は知りませんが、エキストラ撮影の風景は2チャンネルの風評より詳しく聞き及んでいて、それが画面にどう現れるのかワクワクしながらクライマックスを楽しみました。また別の知り合いの映画プロから原作者が結構口出しをして現場では苦労したとも又聞きしていたりします。
2時間以上の長い映画ながら、楽しめました。ただ、夏の子供向け映画だとしたら2時間は長すぎるのでは?その辺もネタの内なのでしょうか?
豊川悦司がかっちょよく、栗山千明が綺麗かつエッチっぽくっていい。栗山千明は今まで見た中(死国、キル・ビル、バトルロワイアル、あずみ2とか)で一番いい。
京極夏彦と宮部みゆきが参加していますから、大極宮のもうお一人も映画に映っています。その他いろんな有名人が映っていますのでウォーリーをさがせよろしく捜して見るのも楽しいと思います。