やっと当初の予定通り映画の話ができます。
パニック映画として秀逸。これで敵がゴジラだったら全くもって文句無しなのに。
家族を護るためなりふり構わず暗黒面を突っ走るトム・クルーズの姿に心打たれました。トム・クルーズ演じる役がどうしてブルーカラーなのか、アメリカの病巣?しかもラストがあれじゃね。子供を顧みず離婚した父親の自業自得なんだろうけど、親の子への愛とは無償の愛なのでしょう。
しかし、敵兵器の霧笛に似た音を最初に聞いた時ここは笑うべきところなのだろうかと悩みましたが、何十年も前に読んだ原作小説を思い出し小説の描写と再現した制作スタッフの原作への愛着を感じました。でもオチまで原作に忠実なのはいかがなもんなんでしょうか。
劇中に出てくる「大阪では二体倒したってよ。」ってセリフがとても気になります。単なるデマだったのかそれとも本当なのか。親日家としてのスピルバーグの遊びだったのか、劇中劇としてしっかりと設定なされているのか、是非サイド・ストーリーを作ってもらいたいものです。