5月になって上記のような法語を張り出したとき、はてさてどの様に解説しようかと考えあぐねていた時、今世間を騒がせている報道が。
そうJ事務所のグループTのメンバーY氏の事件です。まぁ彼も唯の男だったかと思った人もいるのでは?しかし、Y氏だけの他人事として済ませてもいいものか?私には起こり得ないことなのか。
Y氏に限らず、私たちには人それぞれに世間体を気にするところがあって、なるべく聖人君子で在ろうとするところがあるのではないですか。
でも、実際には、中にはそのままの人もおられますが、ほぼほぼ真逆な人もいるのではないでしょうか。

親鸞聖人のお言葉に「愚禿(ぐとく)が心は、内は愚にして、外は賢なり」(愚禿鈔(ぐとくしょう))というのがあります。内心はどうしようもないほど愚か者であるにもかかわらず、世間体を気にして、何も問題がなく堂々と生きている風に装っている。だから、何か問題を起こしたときにその現実から目を背けようとしてしまうのです。それがY氏に起こった心理作用ではないでしょうか。
もう一点、私には起こり得ないのかといことについて、それはただキッカケが無いだけで、キッカケが有れば、私も同じ様な事を起こす可能性がある事は忘れてはいけません。

内は愚にして、外は賢なり。この言葉に今一度自身の生き方を見つめなおしましょう。