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私たちは、よく自分一人の力で生きていると思っています。誰にも迷惑をかけず、誰の世話にもならず。だから、私が誰かの面倒をみるのは、わずらわしい。できることなら避けて通りたい。しかし、自分が面倒をみてもらうときには、人一倍世話をして欲しいと思う。

では、実際に一人の力で生きてるのかというと、違います。目には見えないところで、誰かに迷惑をかけ、世話になりながら、支えられて生かされているのです。

家族は勿論、その他大勢の方に支えられながら生かされている。それを当たり前だと思うのではなく、有難いことだなと感謝する。

ところが、中々そうは思わない。感謝するどころか、面倒をみてやったのに感謝されないと不平不満まで吹き出してしまう。そういう自分なんだと阿弥陀仏は私たちに教えてくれています。

そして、その阿弥陀仏は、そんな私たちをそっと照らし、見守り、抱きつづけておられる。
私たちが、阿弥陀仏に背を向け、知らぬ顔をしていても、不平不満を言うことなく、ずっと面倒をみていてくださるのです。