貴也は動きが固まった

 ルーンの様子から

 人間に見えるけど

 実はやっぱり

 アンドロイドで

 エネルギー切れか??っと

 不安になったが

 そうではない。
 ルーンは自分の船からの

 通信を脳内で

 受信して精神的な

 会話をしていた。
 1分ほどの通信から

 意識を戻したルーンは

 貴也に言った。
「ごめんなさい。

 次の船団が来ました。」
「え??早!!

 一か月後かと思ってた!」
 セカンドがもうやってくるなんて!!

 と貴也はびっくりした。
 それにまだ空の

 どこにも見えないけれど

 ルーンには

 見えているようだ。
 貴也はルーンの強さに

 信頼感を抱いたので
 きっと勝つと思えたが

 短いデートの時間が

 無くなってしまうのが

 残念だった。
 行こうとしたルーンに

 貴也は言う。
「終わったらここに

 戻ってきてくれますか?

 このデートの続きを

 してくれますか?」
「はい。」
 笑顔でルーンは

 走っていった。

 貴也はすぐ追いかけて

 人目に付くところでは

 飛ばないで!
 と言おうとしたが

 ルーンは歩道の木の

 陰に入った瞬間

 消えてしまった。
 木の後ろにいるのかなと

 思うくらい何も

 異変がない感じで

 消えるようにどこかに

 行ってしまったのだ。

 

 

 

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