貴也は電車の窓から

 外を眺めるルーンに

 お願いした。
「ルーンの手を

 握ってもいいですか?」
 ルーンがきょとんと

 した目で見る。
「手を握るのは

 なぜですか?」
「ぼくが幸せになります。」
「しあわせ?」
 ルーンはその言葉の

 意味は知っているが

 具体的に

 どう感じるのか

 幸せの気持ちを

 知らない。
 でもルーンは

 貴也のために素直に

 両手を出した。
 そうして貴也と

 ルーンはお互いを

 見つめながら手を

 握った。
 電車の規則的な音が

 心地よい。
 途中電車が結構

 揺れても不動のルーンと

 違って

 よろけそうになった貴也を

 ルーンが助け、
 おしゃべりは

 ほとんどしなかったが

 とても楽しかった。

 貴也はしあわせだった。
 この地域でおしゃれな

 店がある小さな

 繁華街のある駅について、

 貴也とルーンは手を

 つないで歩いた。
 貴也はルーンに

 尋ねる。
「ご飯は食べますか?」
「ええ、起きてるときは

 食べます。」
「よかった!」
 ルーンはアンドロイドか

 ロボットかも

 しれないと

 不安だったけれど

 見た目同様中身も
 地球の人間と

 同じなのかもしれないと

 貴也は思う。
「地球の食べ物は

 甘いしょっぱい

 辛いそういうのが

 混ざった食べ物です。

 ルーンの星の人は

 同じですか?」
 

 

 

 

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