貴也は事実を話すと

 どうなるのか

 一瞬迷って

 ルーンとのデートの

 妨げになるのが

 嫌だという
 恋愛感情を優先して

 ごまかそうと決めた。
「えっと…暗くて

 よくわからなかった。

 でもこっちには

 被害はないよ。
  汗かいたらから

 風呂入りなおして寝る。」
  家に入ろうとする

 バカ息子の腕を掴んで

 母親が怒る。
「バカ、避難しないとだめよ。

 これから公民館に

 行きましょう。」
「へーきへーき、つまり、

 そうそう、山火事!

 でももう大丈夫だよ。」
「山火事?何かが

 爆発したような

 音だったわよ?」
「あー、良くは

 見えなかったけど

 とにかく大丈夫だよ。」
 両親はちょっと

 信用してない顔だが

 実際見てきた貴也が

 大丈夫だと言うなら

 そうなんだろうと、
 家族は互いに

 顔を見合わせて

 愚痴りながら家に

 入った。
 遠くの家でも

 騒いでいるが

 とりあえず周囲も家族も

 徐々に落ち着いてきた。
  貴也のほうは

 風呂に入って部屋の

 ベッドに座って

 明日のことを考えた。
 さぼるから学校から

 離れた所で

 そこそこの街に

 行ってもこの田舎じゃ

 何もない。
 ベッドに寝転がったけど

 すぐ眠れない。

 小麦畑に落ちた宇宙船は

 どうなったのかな…とか、
 さっき見た光景が

 頭に蘇ってルーンの

 凄さと可愛さで

 自分の顔が

 熱っぽくて全然眠れない。

 だから起きてスマホで

 近場の街の店を

 検索したり友達や学校に

 内緒にする方法を

 ずっと考えた。

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ  
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
今日もご訪問ありがとうございます。

いいねをいつもありがとうございます。