スーパーイケメンの

 完璧なイイ男が

 全面降伏して

 土下座を初めて

 晃も驚いた。
 その晃に

 雄一郎は言う。
「晃、俺の為に

 お前も謝ってくれ!

 頼む!!」
 と言われて晃は

 急いで雄一郎の

 隣に座って

 土下座を始めた。
 まさかのこれが

 人生初の土下座。

 記念すべき

 土下座一回目は

 加奈子にだった。
「これ、カッコ悪いよ

 雄一郎さん!!」
「男には見栄を

 捨てなければ

 ならない時があるんだ!

 それが今だ。」
「でも俺関係ないし…。

 なんで俺まで…??」
 文句をいいながらも

 晃は雄一郎を

 まねて何度も

 頭を下げた。
 イイ男と美少年が

 必死でペコペコ

 頭を下げて、

 握りこぶしを

 あげたまま加奈子も

 困ったが、
 上げたこぶしは

 腕組に変えて

 初めて見た

 雄一郎の土下座に

 声を押し殺して

 笑った。
「いいわよ。

 貴方がバカなのは

 昔からだものね。

 二人とも立って。

 とりあえずママに

 説明してから
 一緒に帰りましょう。」
 さすが加奈子は

 気分転換が早かった。

 もう一度

 立ち上がって

 雄一郎は加奈子を

 抱きしめた。
「赤ちゃんは双子なのか?」
「そうよ。

 長く待った分

 神様がいっぺんに

 二人くれたのね。」
「愛してる。」
 加奈子と雄一郎が

 抱きしめあって、

 晃は二人に遠慮して

 少しだけ後ろに

 下がっていた。
 

 

 

 

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