「おまえ…

 それを全部

 言ってしまったら

 マジで俺が

 怒られるだろ。」
 加奈子が右手を

 上げて、

 殴る体制になって

 晃は雄一郎を

 守ろうと前に出た。
 でも先に雄一郎が

 そんな晃を腕で

 抑えて

 顔を出して頼んだ。
「晃は悪くない、

 俺を殴ってくれ。」 
「よくわかんないけど、

 俺も殴って!」
 雄一郎を庇って

 晃が前に出て、

 それを庇って

 雄一郎が前に出て

 そんなこんなで
 イチャイチャと

 仲が良すぎる

 二人に腹を立て、

 加奈子は遠慮なく

 雄一郎と晃の頬を
 連続でと

 結構強くバシバシ

 殴った。
 二人は一緒に

 頬を抑え、

 同時に痛ええと

 呻いた。
「あんたたち、

 今私は凄く

 大切な時期なのよ!

 びっくりしすぎて

 お腹の赤ちゃんたちに
 何かあったら

 死んでも

 許さないわよ!」
「え??」
「赤ちゃん…たち??」
 雄一郎が驚いて

 かっこいい顔で

 時間を止め、

 晃はわかりやすく

 大口を開けた。

 

 

 

 

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