「車の前に

 飛び出してしまった

 うちの娘を

 助けてくださったと

 聞きました。
 本当にありがとう

 ございます…。
 大変な目に

 合わせて、

 お体に怪我まで

 させてしまって

 本当に申し訳

 ありませんでした。」
 もちろん雄一郎は

 朗らかに応えた。
「いいえ、

 お嬢さんが無事なら

 それが一番です。」
 さっき廊下で

 大声で怒鳴り

 まくった声が

 聞こえてないか

 どうか不安な

 麻友の母に
 雄一郎は

 イケメンのパワーの

 笑顔で答え、

 その笑顔で女は

 雄一郎に惚れてしまう。
 その威力は麻友の

 母にも一瞬で

 効果があり

 恥ずかしそうに

 微笑んだ。

 ついでに校長も。
「晃を助けてくれた

 麻友ちゃんに

 俺は感謝してます。
 晃は俺の可愛い弟

 みたいなものです。

 本当の弟みたいに

 大事な子です。
 色々あって

 精神的に不安定に

 なった晃が頭を

 冷やすための

 時間を麻友ちゃんは
 作ろうとして

 くれたんです。

 本当にありがとう。」
 雄一郎は麻友に

 優しい笑顔で

 そう言い、

 麻友は救われた思いと

 やっぱり母親と

 同じように
 カッコイイ美青年に

 真っ赤になった。
 

 

 

 

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