「いい人だよ。

 美人で気が強くて

 悪い奴を

 ぼっこぼこにしたがる。」
 まあ雄一郎の

 念頭にあったのは

 沢村ゆづるとの

 大喧嘩だが、

 他にもやらかしてはいる。
「あははははははははははは。」
 加奈子らしいと思った。

 ナイフを持った

 晃の女が脅しに

 来た時も加奈子が

 晃を守って

 説得してくれた。
 …俺泣いてただけ

 だったけど加奈子

 かっこよかったなー。
 などと晃は懐かしさと

 くすぐったさで

 腹の底から笑った。
 雄一郎も腹が

 よじれるほど笑えた

 加奈子と沢村との

 騒動を思い出して

 また笑ってしまい、
 二人とも加奈子の事で

 勝手に大笑いしている。
 そうして雄一郎から

 上手に家の場所を

 聞き取った晃は

 大きく手を振って

 見送った。
「お兄ちゃんまたねー。」
 雄一郎の笑顔を

 心に残して、

 車が見えなくなると

 急いで施設に入って

 龍の所に走った。

「龍!!

 凄いことがあったんだ!!

 嘘みたいな話だけど

 本当なんだ!!」
 龍は地味に部屋で

 勉強していたが

 晃が大喜びで

 飛びついてきて

 嬉しかった。
「有名人に会ったの?」
 素直にそう思った。

 晃は頬を紅潮させている。
「もっとすごい人に会ったんだ!!

 南雄一郎!!!

 加奈子の旦那さんだよ!!
 加奈子が日本に

 戻ってたんだ!!

 家も聞いた、

 会えるんだよ加奈子に!!!」
 

 

 

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