堂島は98%まで

 設定した御堂の

 緊急救出システムの

 発動数値を

 95%に下げるべきか

 と考え
 プログラム言語を

 書き換える指の

 動きは迷って止まった。
 一度95の数字を

 打ち込んで

 まひろの顔が浮かぶ。

 すると御堂の数値を

 98に戻してしまう。
 ギリギリのギリギリで

 御堂が勝つ…

 そんな希望が

 まだあるのだ。
 しかし緊急救命が

 遅れたら心肺停止…。

 絶対大丈夫だと

 言い切れない

 命の数値…!
 堂島は頭を抱え、

 髪を搔きむしった。
「俺の失敗だ。

 見通しが甘かった!」
 さっきまでリビングで

 談笑していた4人が

 心停止で

 亡骸になる姿が

 過る。
「しかし、まだ一成がいる。」
 結局ゲームの

 強制終了が

 まひろに大きな

 負担をかける危険が

 堂島を迷わせた。
 一成は魔導士なので

 霊魂封印魔法を

 まひろに施せる。
 最悪でもまひろの

 データがヒヨピーに

 戻ってからゲームの

 強制終了をしたい。
 

 

 

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