「さっき傘を貸してくれた人、

 ありがとう。

 でも傘が

 曲がっちゃったんで

 買い取りさせてくれ。」
 御堂が

 そう大きな声で

 傘を放ってくれた

 誰かに向かって

 声をかけると
 大勢の人の中から

 持ち主の中年男性が

 少し手前に出てきて

 答えた。
「みんな助けてもらったんで、

 記念に差し上げます。

 安物ですいませんが

 貰ってください。」

 御堂は

 曲がった傘を

 持ち上げてみせた。
「これタダでいいの?

 ありがとう、

 お言葉に甘えて

 貰っておくよ!」
 御堂は笑顔で

 そう答え、

 もう一度拍手が沸いた。
「それにしても…。」
 と御堂は黄色い

 テープを張り巡らせた

 事件現場を見回す。
 こんな形でまさか

 ハンマーの男の

 正体がわかるとは

 御堂も裕也もまひろも

 思わなかった。

 逮捕された男は

 ずっと変な事を

 口走り、

 家に死体があると

 言うのですぐに

 警察が犯人自宅を

 捜査すると

 異常な男の

 自宅から年金暮らしの

 両親の遺体が
 それぞれ圧縮袋に

 詰められて見つかった。

 両親は頭をハンマーで

 割られていた。
 男は昔から

 暴力事件を

 起こしてきたが

 精神異常で罪に

 問われず精神病院に

 通院していた。
 

 

 

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今日も似たような事件の記事があって

タイミング悪いよと嘆いています。><