ゆづるは松坂の

 言葉や合図で

 グラグラと

 揺れ動いた自分が

 情けなかった。
 そしてこのまま

 ロケ地での

 ドラマ撮影が始まる。

 ゆづるは自分の役を

 愛しているが、

 これから先も

 ずっと

 あの二人の親しい姿を

 見てあの二人の

 引き立て役になるのなら

 自分の役を

 降りたいとさえ思った。

 今日も順は

 ゆづるの家に侵入した。

 でも今日は

 夕方になってしまった。
 朝から昼過ぎまで

 順の裏の仕事を

 させられていたからだ。

 相手は自分の

 仕事の合間に

 息抜きに来た。
 順の体を弄び、

 もっとよがり狂えと

 命令する男に
 順は自分が

 蔑まれていると実感した。
 人間ではなく

 動物のように思われて

 いると感じた。
 それでも男のモノに

 感じて何度も絶頂に

 達したのも辛かった。
 男が帰ると急いで

 体を洗って

 けだるい疲れを

 感じながら、

 ゆづるの家にやってきた。
 順は暗い気持ちで

 ゆづるの寝室に

 入るとベッドに座って

 泣いた。

 乱暴に遊ばれたので

 体中が痛む。
「なんでぼくばっかり

 あんな事しなきゃ

 いけないんだろう…。」
 幼少の頃から

 疑念なくやっていた

 性行為に対し、

 最近は嫌悪感や

 この行為の醜さに
 気づいてしまった。
 
 

 

 

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