檻から引っ張り出して

 あたしを汚い土に

 寝かせようとしたのよ!!
 マギーは自分も土に

 直で横になったわ。

 なんて下品なのかしら。
 あたしはふかふかの

 ベッドじゃなきゃ眠れない!
 家に帰りたい。

 優しいママとパパの

 いる家があたしの家。
 森に雨が降ってきたわ。

 今まで雨は家の中で

 見ていたのに、

 今は檻の中で

 震えているの。
 昼は死ぬほど暑くて

 夜は死ぬほど寒い。

 おまけに大雨。
 マギーは狂ったように

 汚いことをしでかす。

 この悪夢はいつ終わるの?
 あたしは怒りで

 マギーの手を噛んだわ。
 マギーは叫んだ。
「もうあんたの面倒なんかみない!!

 あたしはアメリカに

 帰るんだからね!」
 マギーはそう言って

 どこかに行ってしまった。
 その夜は

 真っ暗闇の中で

 あたしは一人ぼっち。

 あまりに怖くて

 檻の中に自分で入って
 体を縮めたわ。

 こんなにも恐ろしい想いを

 あたしは何故

 しなきゃいけないの?
 次の日もマギーは来なかった。

 

 

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