この偉い人は

 イク時には

 バック攻めだけで、
 ゆづるの前を刺激して

 くれない。

 自分の攻めだけで

 イかせられると

 思っているのか。
「はあはあ…。」
 男の根の動きと自分の

 内側での刺激は

 意外に合わない。

 むしろ○ニスを直接刺激
 してもらうほうがいい。

 仕方ない、偉い人を

 楽しませるのが仕事で、

 自分が
 アナ○でイクのは後回しだ。
 男同士の結合で

 一緒に達するのは

 あまりないが、

 一緒に達した時には

 凄い快感や
 お互いが親密になった

 錯覚が一時期起きて

 ゆづるも素直に

 甘えられた。
 相手も子供のその

 可愛らしいしぐさ、

 それを求めてまた会ったり、
 その良い印象で

 キャストに選んでくれたり、

 待遇がよかったりする。
 だからこうして相手が

 勝手に体を使うだけだと、

 ゆづるも親しくして

 いいのかどうか
 よくわからずに、

 戸惑ってしまう。
 偉い人は少し眠って、

 昼には起きると

 ゆづるがいないかの

 ような振る舞いで、
 シャワーを浴びて

 服を着替え、

 仕事に出かけた。
 ゆづるは服を着ないまま、

 起きて、

 疲れた表情で、

 偉い人の付き人が

 用意しておいた
 弁当を開けて食べた。
 俯いて、弁当を食べる。
 俺、もうダメかな…。
 絶望感がゆづるを襲う。
 子役の頃は

 幼い可愛らしさで

 売り出していたが、

 ゆづるも体が成長し、
 背が伸びてきて、

 もう子役としての

 需要がほとんど

 無くなった。
 時々舞台での仕事が

 入ることはあったが、

 母親はこのまま

 ゆづるが芸能界を
 引退することになる

 のではないかと

 焦っていた。
 

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