晃は貰ったお札を

 ゆっくり数えている。
「いち、に、さん、よん、

 ごー……じゅうろく、

 じゅなな…。」
 1万円札は20万以上

 あって晃はにこにこした。
 変なおばさんは

 晃の無邪気な顔を

 見て、なんだか

 ちょっと親心が

 出てきた。
 この子、このままだと

 身体をあちこちに

 売り出す

 かもしれないわ。
「晃聞いて。」
 おばさんは晃の

 細い肩を赤い爪が

 食い込むような力で

 掴んだ。
「痛。」
「約束して晃。

 これからは誰かに

 おこずかいをくれるって

 言われても

 付いていかないで。
 今度いつか会ったら

 あたしがその分

 おこずかいあげるから。
 とくに男の人には

 付いていかないで。

 危ないから。」
 変なおばさんは

 昨日もそう言ってたけど、

 昨日とは迫力が違う。
 晃はまた

 うんうんと頷いた。
 熟女はホッとして

 表情が緩み、

 立ち上がった。
「服を着て。出ましょう。

 急いで。」
 せかされて晃は

 立ち上がり下着と

 ジーンズをはいた。

 急いで服を着る様子

 などのしぐさを
 年齢を聞いてから

 よく見ると、

 やはり幼さがある。
 8歳…。
 熟女は自分が

 いたいけな無垢な

 子供を汚したんだと

 頭が痛くなった。
 帰りはかなり慎重に

 一目を気にしながら

 ホテルを出て車を走らせ、

 駅前の人通りが
 多い場所を避けて

 晃を降ろした。

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マタキテネ