変なおばさんは

 自分の弱音を

 見せるのが嫌いな

 タイプなのだろう。
「あたしがもう少し遅く

 生まれていたら

 もしかしたら晃に恋を

 してたかもしれないわ。
 でもあなた、

 まだ子供だからね。」
「おばさん…

 今度いつ会えるの?」
「あら、会いたいの?

 嬉しい事言うわね。

 主人がいるから

 家を出にくいのよ。
 だから普段は近場で

 遊ぶんだけどね。

 娘がアメリカから

 戻ったら会いに来るわ。
 それまでおばさんを

 忘れないでよ。」
 うんと晃は頷いた。

 おばさんはなんとなく

 毒気の無い表情を

 晃に向ける。
「あたしは…何年も娘に

 会えないなんて寂しいの。

 アメリカにあたしが

 行ったらきっと嫌な顔

 するでしょうけど…。

 会いたいから行くわ。
 どんなに喧嘩をしても

 あたしにとっては

 可愛い娘なの。」
 変なおばさんは

 寂しそうにちょっと

 伏し目がちになった。
 娘が旅立つ寂しさ、

 そんな感じに見えない

 おばさんの本当の

 顔が垣間見えて、
 晃は慰めてあげたくなった。
「でもさあ、

 生きてるからいいじゃん。

 生きてればまた会えるもん。」
「あら、子供のクセに

 生意気ね。」
 熟女は晃の頭を撫でた。

 晃はくりくりの目で

 じっと見つめる。
「俺の父さん母さん

 3年前に交通事故で

 死んだんだ。

 俺、まだ5歳だったから
 死ぬって意味が

 よくわからなかった。」
 3年前?12、3歳だから

 7年か8年前でしょ?

 こんな簡単な計算も

 出来ないなんて
 馬鹿な子ねと

 思ったので指摘した。
「計算間違いよ。あなたいくつ?」

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今日もご訪問ありがとうございます。

マタキテネ

わお、計算間違いした~。

5じゃなくて3を引いてしまっていた。

はずかすぃ~~~


昨日は更新お休みしてごめんなさい。

また遊びに来てくれてありがとうございます。