中学生の

 お兄ちゃんが言った

 言葉を聞いて晃が

 目を大きくしてる。
「???」
「晃の親は死んじゃったんだ!!

 だからいくら待っても

 迎えには来ないんだよ。」
 晃は何言ってるの?と

 無邪気な顔で説明した。
「生きてるよ?

 にゅういんしてるの。

 なおったら迎えにくるんだ。」
「違うよ、職員さんは

 晃に言いにくいからって

 言わないだけだ。
 でも晃ばっかり

 そんなに気を使われる

 なんて不公平だよ。
 俺の親だって事故で

 死んだんだ。

 晃の親も交通事故で

 死んだんだ。俺たち一緒だ。
 俺は子供の頃

 すぐに聞かされた!

 同じなのに晃ばっかり

 心配しておかしいよ。」

 晃を心配するのと

 他の子供たちへの

 影響の両方の意味が

 あるとはわからないから
 晃が可愛いからと

 何かとひいきされて

 いると思って不満を

 抱いている子もいた。
 晃の大きな目が

 くしゃっとつぶれて

 その眼から大量の

 涙がこぼれてきた。
「嘘だよ!生きてるよ!

 にゅういんしてるんだあ!!
 お母しゃんもお父しゃんも

 生きてるよー!!」
 生きてるんだと

 一生懸命訴える晃の

 小さい両肩を掴んで

 言い聞かせる。
「お前の両親は死んだんだ!

 もう知らなきゃいけないんだ!!」
「うわああああああああああああああああああああああああ。」
 晃は天井を向いて

 泣きだした。

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マタキテネ

遅くなっちゃった